
出会い系のチャットで知り合った14歳の少女と30代の男が、3週間後に初めてご対面。
念願かなった狼は、赤頭巾ちゃんを部屋に連れ込み、牙をむくはずだったのだが・・・・
牙をむいたのは赤頭巾ちゃんの方だった・・・。
ミュージック・ビデオやCMからのデヴィッド・スレイドの初監督作品。
そのショッキングな内容もさりとて、男の役を『アラモ』『オペラ座の怪人』では、ご清潔なイメージしかなく、TVドラマの『エンジェルス・イン・アメリカ』では、赤裸々なゲイの青年を演じていたパトリック・ウィルソンが演じているということからも、観る前から興味津々のサイコ・スリラー。
殆どが男の部屋、密室での二人の会話で成り立っているこの作品。
14歳の少女を演じるエレン・ペイジの演技には本当に驚愕させられるが、想像していた緊迫感と、ショッキングなシーンは思った程でも無く、不確かな設定やオチに・・・人の善悪やら道徳観念ってものにも疑問がわき、観終わってもアレコレ考えさせられる。
ということで、実はあまり前知識が無い方が、もっと怖く面白く観られたかもねっとも思う作品。
ネタバレもアリの続きを読む