2006年09月25日

サムサッカー

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ちょっと見でも、ちゃんと親指の付け根まで入れて吸っている・・・本格的だわ・・・。がく〜(落胆した顔)(爆)
っという訳で・・・
17歳になっても親指を吸うことを止められない男の子を予告編で観て興味をそそられた作品。
興味をそそられたのは、親指吸いの主役、ルー・チップ君もさることながら・・・
ティルダ・スウィントン、キアヌ・リーヴス、ヴィンセント・ドノフリオ、ヴィンス・ヴォーン、ベンジャミン・ブラッドなどなどが脇を固めていることもあったのですけれどね。^^

結構コメディ色が豊かなのかな〜っと思ったけれど・・・
これが案外真面目な、人間は依存する動物なり・・・の青春ドラマ。
アートやCM、ミュージック・クリップなどで活躍しているマイク・ミルズの初監督作品。
監督の希望で当初音楽を担当していたエリオット・スミスが、2年前に突然自らこの世を去ってしまったという作品でもあります。
エリオット・スミスは、ガス・ヴァンサントの『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で書き下ろしたテーマ曲“Miss Misery”が懐かしいですよね。

っと言うわけで音楽も、やはりなかなかヨロシイこの作品。

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posted by ラクサナ at 19:11 | Comment(0) | TrackBack(1) | 2006年 9月映画鑑賞作品

紙屋悦子の青春

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“戦争レクイエム三部作”『TOMORROW 明日』『美しい夏キリシマ』『父と暮らせば』の黒木和雄監督が、劇作家である松田正隆が自らの母親の実話を基に書き上げた戯曲を元に映画化。
そして公開を待たず今年4月に急逝された、黒木監督の遺作となった作品。

戯曲からの映画化ということで、黒木作品では『父と暮らせば』寄りの作品になるでしょうか。
ヒロインである悦子、その兄と嫁、悦子をめぐる海軍航空隊の少尉二人の、長回しのカメラによる、殆どが紙屋家でのシーンでの会話で成り立つ作品。
淡々と物語が進んで行く中で、前半は当時の茶の間の雰囲気、絶妙な会話のやり取りに、時折は笑わされ・・・
後半は、やはり秘めたる思いがあふれ出すように泣かされ、しみじみと感動させられる、地味ながら素晴らしい作品でした。
そして私はこの作品で・・・あろうことか、古き懐かしい日本の慎ましやかな食卓に・・・随分食欲をそそられてしまいました。

戦争がテーマの作品では、派手な戦闘シーンや生き死にの描写を観るよりも、その時代にあって、慎ましくも人間らしく普通に生きる人々の姿に、より感情が揺さぶられ、心の中の何かが共鳴する思いがします。

これで監督の作品が見納めである事も残念でなりませんが、監督が描き続けた戦争と言う狂気の時代、その中での庶民の凛とした生き様は、忘れる事ができないでしょう。

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posted by ラクサナ at 18:38 | Comment(4) | TrackBack(2) | 2006年 9月映画鑑賞作品
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