2006年04月12日

リバティーン

LIBERTINE6.jpg

libertine-b.jpg17世紀のイギリスに実在した放蕩詩人、ロチェスター伯爵の壮絶な生き様をジョニー・デップが熱演。

ジョニデが脚本冒頭の3行を読んだだけで出演を即決して「後にも先にも一度しかめぐり合わない作品」っと言い切ったというこの作品。
以前はアンチハリウッドテイストの俳優だった彼が、一ひねりはあるものの、実に一般向けの誰でも楽しめるような娯楽大作で成功していることが、嬉しくもあリ、ちょっぴり寂しくもある今日この頃・・・。
「Libertine:リバティーン=インモラルな人生を送る人。常に欲望を求め、特に性的な行為に喜びを探す人」っと、久しぶりに芳しい毒を持った危険なジョニデの美しさを堪能させてくれそうな気配のこの作品・・・
「そりゃぁ観ないわけにはいけませんわな!」ってことで、内容とは裏腹に・・・(笑;)、いそいそルンルンでの鑑賞なのでした。わーい(嬉しい顔)

LIBERTINE5.jpg1660年代、王政復古のイギリスで、天才詩人との呼び声高いジョン・ウィルモット・ ロチェスター伯爵(ジョニー・デップ)は、傍若無人な言動から、目をかけられていた国王チャールズ二世(ジョン・マルコビッチ)から追放の身となっていたが、三ヵ月後に国王の恩赦により、妻のエリザベス・マレット(ロザムンド・バイク)とロンドンの街へ戻ることになる。
彼はまた悪友たちと街のバーへ繰り出しては、酒を飲み女を抱く放蕩な生活を始める。
そんなある日、いつものように繰り出した芝居小屋で、客からブーイングを受ける一人の若い女優、エリザベス・バリー(サマンサ・モートン)に出会う。彼女に女優としての素質を見出した彼は、個人指導を申し出て、しぶしぶ引き受けた彼女と一対一の舞台稽古を始めるようになるのだが・・・・。


まずは冒頭とエンディングのロチェスター伯爵になりきった、目線こっちのジョニデの言葉・・・

「初めに断っておく。諸君は私を好きにはなるまい・・・・・
どうか私を好きにならないでくれ・・・。」


まぁ〜〜なんとベタな!
しかし・・・な〜んて心地よい!(笑)
これだけでも観に来た価値充分ってか!?
そういえば天才詩人ということなのだが、このジョニデの言葉しか残らないのは何故?(笑)

お話は、何しろ覚悟はしていたけれど・・・
ババチイ、ババチイ、(ウンコ臭い?爆;)イギリスのその時代の退廃的なムード溢れる雰囲気。
色あせた病的な雰囲気をそのままに、美術や衣装も素晴らしく
P音無しのスケベ言葉も平気で交わされる淫靡な日常・・。
正直ストーリーは、演技力にモノを言わせるサマンサ・モートンやジョン・マルコビッチを配しても、イマイチつかみどころがなく、散漫とした気もするのだけれど・・・マイケル・ナイマンの音楽は効果的で、随所にグッとくる場面もあり、やはりジョニデの雰囲気と、圧倒的な存在感が全てを突き抜けたって感じかな。
実はこのデカタンな物語、もっと軽めの笑いも盛り込んだ内容かと思ったのだけれど、案外真面目に、淫靡でババチイ世界でありながら、ラストに至っては、梅毒の洗礼も受け、鼻もモゲよっとばかりの主人公なれど、何故かしらジョニデに漂う犯しがたい清潔感というか、美しさが、記憶に残るのが凄いぴかぴか(新しい)

そうそう、ロザムンド・バイク演じる妻の哀しみと美しさにも、ち〜っと涙しました。(↑の画像では、ちぃ〜っとあばら骨が目立ってますが・・^^;)
そして、この妻であるエリザベス・マレットは、ダイアナ妃の直系の先祖にあたるとか・・・
(やはり何と結婚運の悪い家系かな?)もうやだ〜(悲しい顔)

posted by ラクサナ at 22:41 | Comment(6) | TrackBack(1) | 2006年 4月映画鑑賞作品
この記事へのコメント
今晩はー☆

>ババチイ、ババチイ、(ウンコ臭い?爆;)

ぎゃははー、本当にババチかったですよね。私は見終わってなんかどっと疲れたのと、ちょっと気持ち悪くなりましたよ(^^;)あの時代の上流階級といっても、清潔とは言えないし、あの問題の舞台もTV放映は絶対無理そうなものがオンパレードだし、ブログに感想書くのもなんかしんどい映画でした。でもジョニデの怪演は凄みがあって、役者としての幅広さは感じましたね[Em87]
Posted by mei at 2006年04月13日 23:04
人工的な照明を一切使用せずに撮影されただけあって、時代や雰囲気に合ってましたね。こういうキャラは、ジョニー・デップにぴったりですねえ。
頭が良くて才能があるのに、破滅的にしか生きられない。しょうもない奴だけど、魅力的で、なぜかほおっておけない。
並みはずれた才能のある芸術家って、鬱の部分が多いのよね。なぜか満たされず、孤独感を持っているのは、伝わりましたよ。
Posted by MACHI at 2006年04月14日 08:50
[Em144]meiさん
ホント、ご苦労様でした。(笑;)
あの時代、楽しみも演劇に酒に女に・・・下ネタ!?
そういえば、マルコビッチ演じたチャールズ二世って、いろいろ現代に影響されるとする物を作っていらっしゃるようですけど、あのコン○ー○も初めてお試しになった方だとか・・・!?[Em142]
ロチェスターに至っては、政治も、自分の人生までも全て下ネタで落としている気がしましたが・・・やっぱ凄い時代ですよね。(汗;)

[Em144]MACHIさん
私も何だか判らないけど、そうなんだろうな〜っという納得は致しました。思えば芸術家の破滅的な作品を観た時は、いつもそんな感じです・・。(爆;)っとい言うか、ロチェスター伯爵は、現代に生きていればロックしてるんでしょうかネ・・・やっぱりドラッグでダメになっていくタイプなんでしょうね〜。(^Д^;ヾ


Posted by ラクサナ at 2006年04月14日 19:29
ひゃ・・やっと観てきましたので、ラク様の感想おば拝見致しました〜
むふふ・・ほんと全編ばっちかったですね。なんか○きそうでございました。
元が美しいだけに最後のお姿が一層憐れですよねぇ・・暗。 
おお、奥様はダイアナ妃の直系の先祖様ですか!? うぬぬ・・憐。
して、例のカスバですがまたレスさせて頂きましたのでお暇な折にでも読んでね^^
Posted by マダムS at 2006年04月23日 09:08
そうそう、ジョニデの最初の言葉がいいですよね。
私も、これを観ただけでもいいわ〜〜と思ってしまいました。

たしかに、全編ババチイし、暗いし、卑猥な言葉が飛び交っていましたが
私はこの作品好きですよ(^^)
観た直後よりも、あとからジワジワ・・ときてしまいました。
特にロチェスター伯爵を愛する3人の女性の想いが心にのこります。
Posted by Ako at 2006年04月23日 11:16
[Em144]マダムSさん
ホント、この時代のババチサ満載でしたね。何しろ不衛生だし、性病も蔓延するし、ペニシリンも何もない時代でございます故・・。(><;)
実は美しいと言えども、この作品を観て、ジョニデの年齢もちょっとギリギリのとこだったな・・・っと思っちまった次第・・。(^^;
ひゃ、カスバの女♪早速伺います〜〜!

[Em144]Akoさん
ロチェスター伯爵を愛する3人の女性の中では、影は薄かったけど、あの娼婦の女性も随分尽くしていましたよね。妻もやはり、あんな最期のお姿になっても愛しているし・・・そんな伯爵は、やはりジョニデなんでババチクとも納得なんですよね〜きっと。私もスキです^^
Posted by ラクサナ at 2006年04月23日 23:07
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『リバティーン』
Excerpt: ~ジョニー・デップ~ この俳優が出ている作品なら取りあえず どんなものでも観る(ジャンルを問わず) 彼は そういう信頼のおける 数少ない俳優の一人なのだけれど・・ 醜悪な容貌・・性格破綻者・・ ...
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Tracked: 2006-04-23 09:02