2006年05月10日

Vフォー・ヴェンデッタ 

V-1.jpg
あの『マトリックス』のウォッシャウスキー兄弟が80年代の人気コミックを脚色した、近未来を舞台にした革命のヒーロー物語。

最近、演技開眼かのナタリー・ポートマンが、劇中スキンヘッドをば披露したことも話題のこの作品、やっと観てきました。

いやいやその政治的メッセージもさることながら、革命のヒーロー“V”を演じるヒューゴ・ウィービングが、一度も素顔を見せることなくも、無表情な仮面に怪しくもウィットあるVの人となりを感じさせる演技が魅力的。

んでもまぁこのご兄弟のお書きになる脚本ってのは、何だかとっても小難しく哲学っぽくって・・・
ちぃ〜とVの台詞が(意味不明の? 汗;)多すぎて、途中かる〜く眠気を催したことは事実ですが・・・(笑;)
何だかとても潔く切ない中世の香りタップリなアクションヒーロー活劇、私は十分に楽しんでラストにはチョットほろり。



V-2.jpg時は近未来、かつての大国アメリカは核戦争の結果イギリスの植民地となり、そのイギリスは独裁者アダム・サトラー議長(ジョン・ハート)が支配するファシズム国家となっていた。ある夜、TV局に勤めるイヴィー(ナタリー・ポートマン)は、外出禁止令の夜に出歩いていた所を、秘密警察に見つかり暴行を受けそうになるが、そこへ現れた“V”と名乗る仮面の男(ヒューゴ・ウィービング)に、助けられる。
だがVは1605年に国王の圧政に反発し国家転覆を図り失敗に終わったガイ・フォークスを師に、たった一人でサトラー政府に反旗を翻すテロリストだった。それを知ったイヴィーは、自分自身の真実に目を向けると共に、そんな彼に恐怖をも感じるのだが・・・。


まるでナチスのような独裁国家に、欺瞞の中で支配される住民たち。
真実と自由を手にしなければ、生きる意味は無いのか?そして復讐の牙をむくV。
けれど、過去を秘めた美しいイヴィーちゃんに恋しちゃうV。
とても饒舌なVも、イヴィーちゃんには弱いのか・・・
フライパン片手にエプロン姿で喋り捲るV。
喋り捲りながらチャンバラごっこに勤しむ姿を見られちゃうV。
50年代の代物、ジュークボックスで“イパネパの娘”やジュリー・ロンドンの“クライ・ミー・ア・リバー”を愛するV。
そして唯一思い出すツボの台詞は「み〜けたっ!」(謎爆;)
んで、やっぱり国会議事堂爆破のシーンとチャイコフスキーのコラポは素晴らしかったですねどんっ(衝撃)るんるん
そして潔しのこのヒーロー物語、続編が無さそうなのも嬉しい限り・・・。(多分)


そんなこのコミック作品の“V”の大元のモデルとなり、作品自体でもVはその生まれ変わりのような位置づけをされている、ガイ・フォークスの話が劇中出てくる訳で、ガイ・フォークス・ナイトという11月5日の火薬陰謀事件に因んだ花火をあげる行事のことなども、今回初めて知りました。因みに英語の「ガイ(guy)」は、彼の名前に由来するのだそうで、面白いのは、未だウェールズ方面では国王暗殺の罪人と扱われ、スコットランドでは自由を求めて戦った英雄とされているのだそう。お勉強になりました。



それはそうと、この“V”の役は、最初ジェイムズ・ピュアフォイが配役されていたそうだけど、マスクをつけたままの演技にストレスを感じ、撮影に入ってすぐに降板したそうだ。
う〜〜〜む、私もピュアフォイさんが素顔を見せない演技はアリエナイと思いますので・・・良かった良かった・・。
ピュアフォイさんは『悪女』でもちょこっと話題にしてましたが、なかなかの容姿ですからね。
ってか・・・ヒューゴの役者魂は凄いですね〜やっぱり〜ってことで・・・!^^;b

posted by ラクサナ at 20:30 | Comment(9) | TrackBack(2) | 2006年 5月映画鑑賞作品
この記事へのコメント
私も見ました。とっても面白かったですが・・・。
ラクサナさんのレビューを楽しみにしています♪
Posted by 紫の上 at 2006年05月14日 18:30
上映時間たっぷり楽しめますよね♪
(今思い出すのは、Vのお顔のナタリーのスキンヘッドだけだけど、笑;)

「レヴューは後日!」が3本も。。ためてしまうと大変ですよね。
ゆっくり書いてくださいね。私も楽しみにしています(^^)

Posted by Ako at 2006年05月15日 12:36
私も見ました。気になったのはXの屋敷のジュークボックスで流れる音楽の数々・・どの曲もなんともいえずよかったですわ。あの曲たちがサントラ盤に入ってるならほしいな〜
Posted by ゆーみん at 2006年05月15日 21:05
[Em154]紫の上さん
ひゃ〜楽しみにして頂けるようなレヴューではありませんが、やっとこさいい加減に書きましたです。(爆)何はともあれ、なかなか雰囲気の良いアクションヒーロー物でしたね。政治的メッセージが強すぎて娯楽に徹しない感ありとの評判でしたが、私は充分娯楽作品として楽しませて貰いましたです!^^

[Em154]Akoさん
ご心配有難うございます!
時間を置くと、何とも思い出すのが一苦労!?(笑;)もう“VVV・・・”を主体に感想(になっているのかな? 汗;)書かせて貰いました。^^
後の2本も忘れたころにゆっくり書きたいと思います。(笑)

[Em154]ゆーみんさん
お久しぶりです〜!
Vのジュークボックスは良かったですね♪
スローなジャズナンバーの“Cry Me a River”や“Bird Guhrl”なんかはサントラに収録されているようですね。コチラ→
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000ELJ8DK/250-4722097-0550658
でご試聴なさってみて下さい。私も欲しいかも!^^
Posted by ラクサナ at 2006年05月16日 01:53
ラクサナお母様!

キテレツな仮面+エプロン姿のVにちょびっと萌えてしまいました(笑)。そういうユーモアのセンスって,どんなに苦しい時代でも必要だと思いません?いや,ご本人はユーモアだと思ってないかもしれないんですけどね。
Posted by Deanna at 2006年05月16日 23:58
[Em154]Deannaちゃん!
キテレツVちゃんのカリカリ目玉トーストが、ちょいと食してみたくなった母です。
ユーモアのセンス無くして、何が革命かな!?いいですね〜あのシーンは!私にはそんなトコだけしかきっと後々記憶に残らないと思われますが・・・。(^^;
Posted by ラクサナ at 2006年05月17日 01:14
お邪魔しまーす。
あのジュークボックスから流れてきた音楽は私も好きなジャンルなのでよかったです。
が、全体的に脚本が穴だらけの感じがしました。ナタリー・ポートマンのスキンヘッドは聡明さが際立っていて綺麗でしたけど、解説に書いてあったのとはすこーし、イヴィーの印象は違っていましたし、面白い要素は多々あるのになんというか、「惜しい」 映画だと思いました。
Posted by mei at 2006年05月17日 18:27
感想を読ませて頂きました。
仮面を付けていながらの喜怒哀楽をしっかり表現したヒューゴ・ウィービングの演技が凄いと私も思いましたよっ!
でそのVを見ながら、能面をつけながら、喜怒哀楽を表現する日本の「お能」を思い出したりしました。

そうなのですか?「ガイ」という英語はガイ・フォークスのガイでしたか。
私もこの映画で、11月5日はイギリスでは祝日になっていることを知りました。
あ、そうそう、あの「ニュー・ワールド」のイギリス国王・ジェームズ1世がこのガイ・フォークスを処刑したとかも聞きました。
映画でイロイロと勉強出来るのは楽しいですよねっ♪
Posted by 紫の上 at 2006年05月17日 23:06
[Em154]meiさん
いらっしゃいませ!^^
>全体的に脚本が穴だらけの感じがしました。
なるほど・・私的に、Vがああなったのは理解できるのですが、何故あそこまで一人でできたか?ってのは、訳わからず・・!?
そんな所で、過去に遡って続編作られても困るんですが・・(^^;
面白い作品でしたが、やはり謎の部分は多かったですね〜。

[Em154]紫の上さん
さすが紫の上さん、能面に見立てましたかVの仮面。笑っているのか怒っているのか、妙に惹かれる仮面ですよね。
ひゃ、イギリス国王、ジェームズ1世!ニュー・ワールドとガイ・フォークスの時代が交錯していてとは!ガイ・フォークスの処刑は、とても無残であったとか・・・(--;)また勉強になりました。^^
Posted by ラクサナ at 2006年05月18日 00:15
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V for Vendetta(2005,U.K./Germany)
Excerpt: 『マトリックス三部作のウォシャウスキー兄弟が送る…』みたいな宣伝文句を随分前から目にしておりましたが、ようやく本編を観ることができました。 Vフォー・ヴェンデッタ近未来のイギリス。そこは独裁者アダム..
Weblog: The Final Frontier
Tracked: 2006-05-16 23:57

Vフォー・ヴェンデッタ
Excerpt: 監督 ジェームズ・マクティーグ 脚本 アンディ・ウォシャウスキー 、ラリー・ウォシャウスキー 出演 ナタリー・ポートマン 、ヒューゴ・ウィーヴィング 、スティーヴン・レイ 、ス
Weblog: Prime time CINEMA
Tracked: 2006-05-17 18:22
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