2006年06月01日

インサイド・マン

INSIDE MAN-4.jpg

試写会にて鑑賞。6月10日公開。
試写が始まる前の客席にも、オープニングから、エンドロールまでにも、お久しぶりなマサラミュージックが、何故だかズンチャカ、ズンチャカるんるん流れて心地良いような不思議なようなexclamation&question
この曲、『ムトゥ踊るマハラジャ』の音楽でも有名な、あのA・R・ラフマーン作曲のインド映画『ディル・セ〜心から〜』のテーマ曲、“チャイヤ・チャイヤ・チャイヤ”なのだそうだ♪
しかし、最近では韓国映画に押されちゃったんでしょうか、すっかりご無沙汰な感のあるマサラムービー懐かしいですよね。

そんなことで、なんだかとっても気になる曲で始まるインドじゃなくって、マンハッタンを舞台にしたクライム・サスペンス。
今回娯楽作品を作ることに徹したというスパイク・リーが仕掛けた『インサイド・マン』は、『マルコムX』から旧知の仲のデンゼル・ワシントンをNYPDの交渉人に配し、クライブ・オーウェン、ジョディ・フォスター、ウィレム・デフォー、『堕天使のパスポート』での好演も記憶に新しいキウェテル・イジョフォーと、キャストも豪華で見所満載な、ちょっと一筋縄ではいかないクライム・サスペンスになってました。

INSIDE MAN-5.jpg冒頭からの銀行強盗の主犯、ダルトン(C・オーウェン)の語りかけが終わると・・・
白昼、ペンキ屋を装う彼が率いる4人の強盗犯がマンハッタンの信託銀行を占拠し、事件発生の連絡を受けた、NY市警のフレイジャー(D・ワシントン)と相棒のミッチェル(キウェテル・イジョフォー)は現場へ急行する。
周到な計画の上に銀行内の多数の従業員と客を人質にとって立てこもる犯人の真意が掴めず、事件は膠着状態を余儀なくされる。一方信託銀行の会長、アーサー(クリストファー・プラマー)は、事件を知り異様に狼狽し、したたかな女弁護士マデリーン(J・フォスター)に、ある依頼をするのだが・・・・。


INSIDE MAN-2.jpg何しろ驚くのが今回のクライブ・オーウェンが非常〜〜に良かったってこと。
冒頭、『リバティーン』のジョニデの如く、ヒゲ面で自己紹介をするクライブは、劇中サングラスにマスクと殆ど誰だか判らない状態での演技が多いけれど、彼の存在感は抜群!このいでたちを人質たちにもさせていく犯行の手口は、なかなかのアイデア。
そして、何だかテンションがそれぞれに高いデンゼルさんとジョディ(高飛車)の演技も見ものだし、それにくらべて、何だかスッキリさっぱりした脇のウィレム・デフォー。(笑)
INSIDE MAN-1.jpgデンゼルのこの刑事役は『タイムリミット』をちょっと彷彿とさせるし、劇中さりげに会話される銀行強盗映画ネタも、いい塩梅に楽しい♪
とにかく賢く用意周到な銀行強盗のお話ですが・・・・
やはりスパイク・リー監督作ということで、娯楽作品でも人種の坩堝であるNYを、銀行強盗の現場でもしっかり描いています。
その中では、特に前述したマサラミュージックとダブってしまうのが、人質のシーク人。
シーク教徒という、他国にも点在する彼らは、現在でもターバンを絶対に外すことをしない。
そんなシーク人が、人質から解放されるも警官にターバンを取られて大憤慨の上、アラブ人に間違われて又大憤慨!
笑えるような気の毒なような・・・・(^^;
結局他人は見た目で判断するからね、それが差別や偏見の第一歩!?
そして、それこそがこの銀行強盗を成功させる第一歩!?
でもどうやらそれだけでも無さそうなこのお話。
実はラストに至っても従来のクライムサスペンスのような胸のすくような大げさな終わり方をしないので、見方によってはスッキリしないし、謎も多し、突っ込みもアリで、試写を終わっての帰りのエスカレーターで、「案外つまらんかったね」なんて声もチラホラあったけど・・・私には、見終わっていろいろな面でも反芻できるし、出演者の演技もそれぞれに見ごたえアリで、そりゃ〜もう極上に面白い満足のいく作品なのでしたわーい(嬉しい顔)手(チョキ)

posted by ラクサナ at 22:36 | Comment(20) | TrackBack(7) | 2006年 6月映画鑑賞作品
この記事へのコメント
ほほー、面白そうですねークライブ・オーウェンとマサラミュージックが気になります! 先週は旅行とその余韻に浸っていて、まったく映画を観ていないので、明日から何を見ようかと色々チェック中なんですが・・ラク様が楽しめたというのなら・・こちらにしようかな♪ 
ここでなんですが・・旅行記書きました。(中学生並みの出来ですが)、映画とは別ブログにしましたのでURL入れさせて頂きました〜。そちらの方もどうぞよろしくお願いします♪ 
Posted by マダムS at 2006年06月04日 11:32
夫が、私と違う日の試写会に行ったんですけど、「銀行強盗の目的はなんだったんだ?」(笑)
雑誌のクライブのインタビュー記事だと、「目的がひとつだったとは言い切れない。複数あったと考えるのが無難だろう」とありますね。
スピーディーなアクション映画ではなく、頭脳戦でじっくり進む感じなので、退屈する人もいるんでしょうね。クライブはずっと冷静で、淡々としてるしね。クライブがいる、狭い場所はいったいどこ?と見ていたのですが、ん〜〜あそこだったのね。
デフォーは、今回出番も少なく、ごく普通の役でしたね。(笑)
Posted by MACHI at 2006年06月04日 18:08
[Em93]マダムSさん
映画とは別のブログ、早速沖縄旅行記、拝見してきました!
素敵な二人旅を楽しんでこられたようで、私も沖縄へとっても行きたくなりました。

この映画、マダムでしたらきっと楽しまれると思いますよ!感想が楽しみです♪^^
C・オーウェン良かったですよ〜!

[Em93]MACHIさん
私も謎の部分は多いです。^^;
クライブさんの強盗犯、あんな凄いリサーチができるなんて、やはりグルなのかな?とか・・・(^^;
あの場所も、ちょっと普通ありえない気もしますが、なかなか面白い作品で、観終わってもアレコレ考えちゃう楽しさがありました♪
先に試写会で観られたMACHIさんの「面白かった」という感想、全く同感でした!^^
Posted by ラクサナ at 2006年06月05日 01:08
こういう作品はスキなので初日に見てきました。
いろいろな映画サイトを見ると、酷評されてる方もいらっしゃいますが
面白かったと思いますよ(^^)
銀行強盗に「お見事!」といいたくなりました。
Posted by Ako at 2006年06月10日 23:25
[Em93]Akoさん
ご覧になりましたか!
後半からラストへと、強盗の手口は徐々に見えてくるんですが、その背景の大きなところがイマイチ掴めないんですよね。それで何か一本決まらない気がしますがこの作品、それもスパイク・リー監督の思うツボなんでしょうかね。でも面白かったです。
DVDになったら今一度、検証してみたい作品ですね。なんて大げさかにゃ!?(笑;)

Posted by ラクサナ at 2006年06月11日 21:54
マサラミュージックの出だしにはビックリしました!
前半は、「コリャ私の手に負えないわ〜〜」と
思いながら見てましたが、後半から俄然
面白くなりましたね。
でも、すっきりとまではいかないのですが、それぞれが意味深で面白かったです。
ジョディのセレブの王道といった感じのファッションも愉しめました。
クライブ・オーウエンのお顔はもう少し
引いたアングルにして欲しかった(笑)
Posted by キウイ at 2006年06月11日 22:51
最後まで、画面に釘付けで、彼らの頭脳合戦につきあった感じです。
そう言うわけで、頭が疲れたけど、面白かったですねっ!
でも、イロイロとあうだのこうだの考えながら帰りましたが・・・。
もう一度、DVDが出たら、再見して、確かめたいところもあります。
クライブ・オーウエンだから、ただの強盗じゃないのでは?
銀行の会長役がクリストファー・プラマーだからただのいい人じゃないのでは?
などと疑ってみていたら、やっぱり一筋なわではなかったですねっ。
私もアラブ人だと思っちゃいましたが、いやはや、日本では考えられないイロイロな国の人たちがいるんですね。アメリカは。
Posted by 紫の上 at 2006年06月11日 23:18
[Em93]キウイさん
うひゃひゃ、クライブ・オーウエン。
私もサングラスにマスク、フード姿の彼のが俄然かっこよかった気が・・・背がデンゼルより高いんですよね〜!二人がすれ違うシーンは、判っていてもドキドキしちゃう、ちょっとした名シーンですよね!
あと、ジョディのあのスーツでの歩き方、足さばきが意識満々って感じで何とも凄かったです。さすがですね。

[Em93]紫の上さん
そうなんですよね〜謎多し!?
クライブ・オーウェンが、何故あんな秘密を知っているのかってのも何だかウヤムヤで・・どうしてもクリストファー・プラマーとの関係を疑ってしまうのですが・・・
DVD出たら再見することにします。それでもきっと私にゃ判らない気もしますが・・・(^^;)ゞ
あ、そういえばあの人質の中に、日本人っていませんでしたっけ・・いてもあんまりドラマにならないかな?(笑;)
Posted by ラクサナ at 2006年06月12日 00:01
観てきましたわよ!!デンゼル素敵!ジョディのあのスーツと靴お洒落でしたよね...レビュー書かなきゃ...
Posted by margot2005 at 2006年06月12日 00:37
[Em93]margotさん
ご覧になられましたか!
ヨーロッパ映画鑑賞でお忙しいのに、
やはり王妃はコレ系も外されませんね!^^b
レヴュー楽しみにしております♪
Posted by ラクサナ at 2006年06月12日 10:57
きゃひぃ!デンゼルさま命で...まで行かないですが...
期待しておりましたの。クライヴ&ジョディー共演だし...夫とレイトで観て来ましたわ。
さっすが!スパイク・リーでありました。まぁ新聞の映画評ではそれほど絶賛ではなかったですが、でも普通の銀行強盗映画ではないので楽しめるとのコメントありで、そのようであり楽しめました。
でもアメリカってあのテロに今だ...
人種差別問題って今ではアフリカン・アメリカンではなく、アラヴやスパニッシュ系なんですよね。でも映画の中でもデンゼルがスパニッシュ系を批判したお巡りさんに注意を促してましたが、こういう問題デンゼルが語ると実に信憑性があるなと感じました。ジョディーのファッション素敵でしたね。
Posted by margot2005 at 2006年06月15日 00:44
[Em93]margotさん
早速TB&コメント有難うございます♪
ぶひっ!?そうでした・・・王妃はデンゼル様好物でいらしたのよねっ!
『フライト・プラン』系はもうやめて欲しいっと思ってたジョディも、今回は素敵でしたね。

テロや人種問題をどうしても描かざるを得ないアメリカですが、スパイク・リーは黒人の犯罪にも厳しい目を持ってますよね。
以前から批判している“50セント”の暴力イメージも、黒人坊やとクライヴのシーンで使ってましたね〜。^^;
マサラミュージックも、なんか耳に残ってしまいますね♪
Posted by ラクサナ at 2006年06月15日 09:23
ほ〜う、あれはマサラミュージックっていうんですか。
不思議と映画にマッチしてて良かったですわ♪
でも、映画で聴いてすっごく良かったからサントラ買って家で聴いたら「アレレ??なんか違うぞ〜〜??」っていうことありますよね?
やっぱし、映画で聴くのと家で聴くのとでは全然雰囲気も音響も違いますもんね。

おっと話が逸れましたが、この映画面白かったです〜!
ストーリーもただの銀行強盗ものと違って色々ひねりがきいてるから面白かったし、なんといってもクライヴがカッコ良かった〜![Em138]
この映画では無精髭を生やしてちょっと小汚いんだけど、イベントなどで見るクライヴさんは以外に正統派のハンサムなんですよね。
ところでラスト、デンゼルとクライヴがぶつかるところでもしかしてデンゼルが気づくのかな?って期待したんだけど、全然でしたね。(笑)
Posted by nike at 2006年06月15日 14:16
[Em93]nikeさん
映画(サントラ)の中に一曲マサラミュージックっていうと『エターナル・サンシャイン』のケイト・ウィンスレットが部屋で聴いていた“Wada Na Tod ”なんてのも結構好きで、車の中で一緒にズンチャカ歌ったりして結構ストレス解消になるんですよね♪(笑)確かにサントラ、買っても聴かないものが結構ありますが・・(^^;ゞ

それはそうとnikeさん、随分遠くのシネコンまで足を運ばれたようでご苦労様でした。楽しまれたようで何よりです!
私もデンゼルとクライブのすれ違いにはドキドキしちゃいましたよ。コッチはずっとクライヴの素顔見てるもんだから・・何だか心配!?(笑;)
そういえばクライヴがあの黒人の男の子と話すシーン、しっかり(スパイク・リーと揉めてる)50セントはアカン!言ってましたね。(笑;)
Posted by ラクサナ at 2006年06月16日 18:14
ラクサナお母さま,遅ればせながらコメントさせてくださいませ☆

クライムサスペンスなわりに,どこぞのインド料理店で流れてそうな音楽が流れてきて,「なんじゃこりゃー」状態でした。でも,本編に入ると「おおおっ?」ってな展開で,最終的にはどいつもこいつも腹黒人間にしか見えず,そしてクライヴ・オーウェンのひげをジョリジョリしたい衝動を抑えるのに必死でした(笑)。
Posted by Deanna at 2006年06月22日 17:11
[Em93]Deannaちゃん
やっほ〜Deannaちゃん♪
おぉ〜クライヴのごま塩おひげ、チョッピリ、ウィルを思い出してしまった母です。(笑;)
全く、カレー食べながら観ていたら、前の銀行がドエライことになってしまった!ってな作品でしたね。
私はデンゼルの頭を撫で撫でしたい衝動に駆られましたのことよ。[Em88][Em140];
Posted by ラクサナ at 2006年06月23日 00:20
ひゃひゃ・・やっと、観て参りました♪
かなり面白かったです ワタクシ。
音楽もイケてますよね ん〜懐かしいインド映画!
クライブの演じる主犯格の男のキャラクターにかなり興味惹かれます。是非お茶飲みながら色々お話したいです。映画のお話とかも(笑)
深いテーマも盛り込まれてて、普通の銀行強盗映画じゃなかったですね〜
だからそう思って観た方は拍子抜けってことにもなりかねないかもですねぇ
Posted by マダムS at 2006年06月23日 19:00
[Em93]マダムSさん
うひゃひゃ、やっぱりお気に召しましたか!^^
良いですよね〜このクライヴ!彼とお茶されるようでしたら、
是非わたくしも片隅に置いて下さいませ!(笑)
いろいろと隠しエピソードなどあったら是非伺いたいものです・・。
これもDVD化されたら、もう一度じっくり観てみたい作品ですね。
Posted by ラクサナ at 2006年06月24日 16:05
こんにちわ!&初めまして!

誠に勝手ながらTBさせて頂きました。
私も俳優陣を観て期待して観に行きましたが
期待以上に満足しました。
オープニング&エンディングの曲もカッコよかったし、
内容も上映後も楽しめて今後のDVD発売が楽しみです。
また、あまり知らなかったクライブ・オーウェンも
今後どんな映画で観られるか楽しみが増えました。

長くなりましたが(^_^;)
今後とも宜しく御願い致します。m(__)m
Posted by cocos at 2006年07月14日 22:37
[Em93]cocosさん
こんにちは〜初めまして!
コメント&TB有難うございます。
この作品のクライブ・オーウェン良かったですよね。
以前『グリーン・フィンガーズ』の彼を観て、すっかりトキメキな私でしたが・・・渋い俳優になってきましたよね。
ジェニファー・アニストンと共演した彼の主演作『すべてはその朝始まった』っていうサスペンス、期待していたんですが、どうやらコチラでは未公開のまま9月にDVD化のようで、残念なような楽しみなような・・!(^^;

コチラこそこれからも宜しくお願いいたします。cocosさんのブログへもお邪魔させて下さいね!
Posted by ラクサナ at 2006年07月16日 10:42
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