2006年07月07日

ステイ

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「チョコレート」「ネバーランド」のマーク・フォスター監督×「25時」のデヴィッド・ベニオフ脚本によるイリュージョン・スリラー。

イリュージョン・スリラーって何だ!?
ということで、結構観る前から期待大だった作品。
冒頭ブルックリン・ブリッジの事故シーン(?)でかなり気分が落ち込み・・・
前半から意味ありげなカメラワーク、虚構なのか現実なのか・・・
まさに幻想的で謎の多いスリラーでありサスペンスに翻弄される。
でもそれが何なのか判らないままに迷宮入りする作品ではありませんのです。
どんどん出てくる不可解なシーンに、ある程度の予測がつき・・・・ラストにはちゃんとオチがある。
でもそのオチをも幻想的な感覚で包み込んでしまうかのような作風が良いです。
似た感じの作品を過去に何作かあげることもできそうだけど、
やはりこれは切ない・・・
けれど、反芻するとなかなか面白いディティールがテンコ盛りの私的には楽しい作品でもありました。
ライアン・ゴズリングの切ない表情がいいですね〜もうやだ〜(悲しい顔)

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NYのブルックリン・ブリッジでの自動車事故。
その最中燃え盛る車の前に佇む一人の青年ヘンリー(ライアン・ゴズリング)。
ヘンリーは、それまで担当だった医師が休暇の為、精神科医サム(ユアン・マクレガー)の元にやってくる。
サムにも以前自殺未遂を起こした患者である恋人リラ(ナオミ・ワッツ)がおり、見るからに憔悴し、苦痛や最悪感を抱え、三日後に自殺する意思を告げるヘンリーに、サムはどんどんのめりこみ翻弄されていく・・。


Stay-1.jpg

これは前述したように、中盤まで現実が虚構の世界に転じてゆくような謎のシーンの連続で・・・
それでもなんとなく予想がついていく話だけれど、そのラストを探りながら観て「何だそういうことか・・・」っと謎解きだけを目的に観終わるのは、何かとても勿体無く味気なく思える。

鑑賞中、へぇ〜?っと驚く摩訶不思議なシーンの数々・・。
その中でも、ユアン演じる精神科医サムの服装の謎。
ユアンが身に着けるNYファッションのカッチリしたトム・ブラウンのスーツは、もともと短めのズボン丈であるだろうけど、何故だかスネ毛丸出しのソックスレス!?(笑;)確か黒いくるぶしソックスを履いていたシーンを確認した気がするけど、これが今のNYのファッションなのかと、絶句!(笑;)
ユアンとライアンが歩き回る大学の構内で、他の学生たちが双子や三つ子の如く同じいでたちで多数歩き回るシーン。
これらの謎のシーンは、何となく観終わると想像の域でそういうことなのかな?っと思えて、作り手の発想の面白みを感じる。
そういえば、ナオミ・ワッツのTシャツの肩にあった、小さな虫食い穴も気になったぞ私は。(^^;

人間の意識や想像の世界を表現する感覚的な映像の広がり、ストーリーを追うよりも、その映像の世界をボンヤリと見つめて・・・ラストには、そっと心で涙を流して鑑賞を終える。
そんな作り手の要求を適えて観て正解だったと思う。
もう一度、DVD化したら同じようにボンヤリ再見してみたいかな。
posted by ラクサナ at 17:12 | Comment(4) | TrackBack(3) | 2006年 7月映画鑑賞作品
この記事へのコメント
こんばんは〜そしてただいまですぅ〜♪
TB有難うございました。
ご覧になったんですね〜ボンヤリと?(笑)
ユアンもこんな役(精神分析医)をやるようになったんだなぁ〜などと感慨深く鑑賞しました(笑)で、ボンヤリと観ていたせいかズボンの丈にも気づかず、当然ナオミの穴!?にも気がつかなかったですよーっ!?もいっかい観たい。
Posted by マダムS at 2006年07月15日 21:30
[Em33]マダムSさん
ひゃ〜マダムお帰りなさいませ!
早速コメント&トラバ有難うございます。
この作品でもボンヤリと・・・ストーリーよりも、ナオミの夢(笑;)じゃなくって・・“穴”を見ている奴ですわたし・・・。(笑)
救いなのか哀しみなのか、取り留めのつかない思いにかられましたが・・・鑑賞してみればユアンは脇でしたね。(^_^.)
素敵な憧れの地である旅のリポート楽しみにしております♪
Posted by ラクサナ at 2006年07月16日 11:17
うんとこしょっと!下から引っ張り上げてきましたよ(笑)
ほんとだ、7月の鑑賞なんだ〜。
もうレンタル店に並んでいるとは映画館で観た人はビックリですね。
(未見の私には嬉しいことですが)
ナオミ・ワッツが出ていたからか、『マルホランド・ドライブ』のような感じだと思いましたけど
『マルホ…』は最後まで、よくわからない〜で終ったしまったのに対して
この作品では、ちゃんとしたわけがわかって良かったです。
でも、このラストは本当に切ないですね…
2度みたのに、ナオミ・ワッツの服の虫食いには気づかなかったわ〜〜
すごい、よく見てますね〜!
Posted by Ako at 2006年09月11日 20:20
[Em33]Akoさん

うんこらしょっと、有難うございます!^^
そうなんですよ〜まだこないだ映画館で観たばかりのような気がしますデス。
ライアン・ゴズリングが、何でそんなに?なんて思っちまいますが・・・切なかったですねぇー。[Em143]
ナオミ・ワッツの虫食いの穴は・・・
段々、自信がなくなってきましたぁ〜。(^^;
もう一回私もレンタルで見直してみたいです!^^
Posted by ラクサナ at 2006年09月13日 01:30
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『ステイ』
Excerpt: 世界観は好きなんだけど、そんなにハマれなかったかな。 脚本もおもしろいし、映像もおもしろいけど、映画としては普通。 NYで精神分析医を務めるサムは、同僚から担当を引き継いで患者の大学生ヘンリー..
Weblog: かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
Tracked: 2006-07-09 23:34

『STAY』
Excerpt: 東京では6/3より恵比寿で1館のみの上映が始まっていましたが・・遅ればせながら観て来ました。 すべてのシーンに伏線があり、それらがラストに見事に収束する!切なさに震えるラスト・・参りました・・ ..
Weblog: Brilliant Days
Tracked: 2006-07-15 21:25

Stay / ステイ
Excerpt: 精神科医のサムは若い男性患者ヘンリーから21歳の誕生日に自殺すると予告される。彼を気にかけるサムは思いとどまらせようと奔走するが、やがてヘンリーは失踪。一方、サムの元患者で恋人のライラは、サム..
Weblog: Cinematheque
Tracked: 2006-07-21 17:27
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