2006年08月10日

ブライアン・ジョーンズ/ストーンズから消えた男

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27歳で急逝したブライアン・ジョーンズの死の謎を、映画にも出てくる当時のマネージャー、トム・キーロック等の協力も得て、10年に及ぶリサーチの上、作り上げたフィクション。
ビートルズと、その結成時のメンバーであったスチュアート・サトクリフの関わりを描いた『バック・ビート』や、ニール・ジョーダン監督作など、数々の映画製作に名を連ねる、スティーヴン・ウーリーの初監督作品。

Brian.bmpブライアン・ジョーンズ 、 ローリング・ストーンズの創設者、初期のストーンズのリーダー。
金髪のマッシュルームカットにファッション性、アコースティックなスライドギターの巧みさ、数々の楽器をこなすカリスマ的存在。
その後にジミー・ヘンドリックス、ジム・モリソン、ジャニス・ジョプリン、マーク・ボラン、カート・コバーン・・等々・・・っと続くロックスターの死、陰の部分の先駆者。
そんなイメージでしょうか・・・ブライアン・ジョーンズ。
ストーンズの初期のナンバーからも、彼は作曲をしないことから、私的ににはとにかく死のイメージだけが濃く、謎の存在でもありましたね。


Stones67.jpg

ハイスクール時代から、機知と才能を持った存在でありながら、女の子を妊娠させてしまう才能もあった((笑)、
そんな19歳のブライアン(レオ・グレゴリー)は、ミック・ジャガー(ルーク・デ・ウルフソン)やキース・リチヤーズ(ベン・ウィショー)らと共に“ローリング・ストーンズ”を結成。ブライアンはリーダーとなり、自らマネージャーとしても活躍、瞬く間にバンドはスターダムへとのし上がる。そんな中、ブライアンはアニタ・パレンバーグ(モネット・メイザー)と恋に落ち、ドラッグをおぼえ、やがて溺れていく・・。
そんなブライアンに恐れを抱いたアニタは、キース・リチヤーズと彼のもとを去り、益々ドラッグに溺れ、バンドの方向性にも異端となったブライアンは、バンドから脱退。
ロンドン郊外の自宅(以前「くまのプーさん」の原作者AAミルンの家であった屋敷)にこもるが、そこへマネージャのトム・キーロック(デヴィッド・モリッシー)の紹介で、屋敷のリフォームとブライアンの世話係も兼ねた建築業者のフランク・ゾロッド(バディ・コンシダイン)がやってくるのだが・・・。



オープニングに流れる、ストーンズ初期のヒットナンバー“LITTLE RED ROOSTER”♪
一気に当時のストーンズの世界へ入り込んでいく思いだけれど、権利の問題からか、非常に旨いけれどこの曲も残念ながらカヴァー曲。
でも他に、当時ブライアンが傾倒していたR&Bやブルースのカヴァーや、スモール・フェイセズ、ジェファーソン・エアプレーンなどの使われ方がなかなか。

楽しみにしていたブライアンを含めたメンバーを演じる若手の俳優たちの姿は、そこはかとなく似ている気がして・・・
この作品ではブライアンに比べると、アニタをめぐって登場するキース以下、何だかとても若くヒヨッコな感じ面白い。
後年自らブライアンの死に関する言葉を残していったとされるフラン・ゾロッドを演じるのが、『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』の父ちゃん役だったバディ・コンシダインで、享楽的でリッチなブライアンに惹かれながらも、妬みや怒りを抱くブルーカラーの男を旨く演じている。

バンドのイザコザの陰に女あリ、音楽性の問題では、キース&ミックのソングライターコンビで、ビートルズのようにビッグバンドセールスを目指していたストーンズにあって、ブルースやR&Bに執着するブライアン。

ストーンズから消えた男・・・というより浮いた男なのよね〜。もうやだ〜(悲しい顔)

映画は、とにかくストーンズから浮いた存在になってしまったブライアンの死への道のりを描いていて、仮説とはいえなかなか端的で興味深い内容。
当時の雰囲気も出ていて面白く観る事ができたけれど、実際は謎は謎のままの方がいいんじゃないか?なんてそんな戸惑いをどうしても感じてしまう。
結局40年近くたった現在、誰が妬み疎んじて彼の命を奪ったか?なんてことより、今も第一線で輝いているビッグ・グループの陰に、自らも知らぬうちに死へと追い込まれていったブライアンの反面教師的存在があったことを知ることができる作品として評価したいと思うのであります。

そういえば、当時の27歳ヤバいです説!(笑;)
ブライアン急逝の2年後の同日7月3日に、やはり27歳、自宅の浴槽で逝ったドアーズのジム・モリソン。
ブライアンとは親しい友人関係だったとされるジミー・ヘンドリックスも27歳で逝く。
ジャニス・ジョプリンも27歳だし、後年にはカート・コバーンも確か27歳で自ら命をたってますよね。
何か因縁ありますか?(恐;)

「僕に冷たくしないでくれ」イギリスのチェルトナムにあるブライアンの墓石に刻まれているとか・・・(・人・)



posted by ラクサナ at 08:56 | Comment(2) | TrackBack(0) | 2006年 8月映画鑑賞作品
この記事へのコメント
ふふふ・・私はジャニスと誕生日が同じであります、ということで「私も27歳で死ぬのだわ」なんてアホなこと言っておりましたが、27歳なんて遥か昔のことになってしまいましたな。
私がストーンズを知ったのはNHKの「ヤング・ミュージックショー」って番組でライブを見てからですわーー、当時外国のミュージシャンのライブが見れる稀少な番組だったような気がする・・・。
Posted by ドロップ at 2006年08月21日 17:20
[Em149]ドロップさん
そうでしたね〜ジャニスと同じ日がお誕生日なんでしたね!
私も27歳を過ぎてからは余生だと、当時思ってましたぜ!
何と余生の永いことかな・・・(笑;)
そして私もストーンズを知ったのは、NHKの「ヤング・ミュージックショー」でしたよ!
それも多分、ブライアンの追悼コンサートとなった“ハイドパーク・コンサート”だったと思います。
こないだ、リマスター版をレンタルしてきて鑑賞しましたけど、当時ミックの恋人だった、あのマリアンヌ・フェイスフルも子連れで出ていましたね。(懐)
本当に当時、ミュージシャンの生姿のライブを拝めるのは、あの番組しかなかったような・・・中学のとき、土曜の夕方ぐらいに放送してたかな・・・すんごく楽しみで、勇んで観てましたが・・・ピンク・フロイドなんかは、気がつくと終わってましたな、寝ていて。(笑;)
今でも“原子神母”は、良い子守唄でっす♪[Em140];
Posted by ラクサナ at 2006年08月22日 09:24
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