2006年08月31日

ママが泣いた日

upside of anger-2.jpg

この何ともベタな邦題の作品で、ケヴィン・コスナーは主役ではなく脇役として、昨年のサンフランシスコ映画批評家協会賞の最優秀助演男優賞を受賞。
原題は『The Upside of Anger』。
主演のジョアン・アレンが首の青筋たてて、妻として母として怒りまくる・・。
母親と4人の娘たちに父親不在の物語は、まるで“若草物語/怒りの鉄拳編”みたいだけれど・・・
邦題はかなりソフトな『ママが泣いた日』となっていまする。
さて、彼女の女性としての喜びの涙を流させる事ができるかな、ケヴィン・コスナーexclamation&question
脚本は若干散漫な気もするけれど、元大リーガーで今は酒飲みヨレヨレの独身中年オヤジ役、そんな願っても無いような設定の(笑;)、やはりケヴィン・コスナーの魅力が、笑いあり涙ありの愛情溢れる物語をウマくリードしてました。
役柄の為9s太って望んだケヴィン・コスナーとのこと。
10sじゃなく、9sってのが可愛い・・・・。わーい(嬉しい顔)


デトロイト郊外の閑静な住宅街に暮らすウルフマイヤー家。
ところがある秋の日突然、夫が蒸発する。
妻であるテリー(ジョアン・アレン)は、最近疑わしく思っていたスウェーデン人の秘書と、きっと駆け落ちしたに違いないと確信して、帰省中の大学生の長女ハドリー(アリシア・ウィット)以下4人の娘たちを前に、夫の裏切りをなじり、怒りまくり、酒で憂さを晴らす毎日。
その怒りは年頃である娘たちにも飛び火して、母子関係もギクシャクしてくる。
そんな最中、近隣に住む顔なじみのデニー(ケヴィン・コスナー)が、ウルフマイヤー家所有の土地の件で訪ねてくるのだが・・・。


upside of anger-1.jpg   upside of anger.jpg

冒頭怒ったもん勝ちの母親演じるジョアン・アレンの、只でさえギスギスしたお顔での怒りっぷりが怖いよ〜w!がく〜(落胆した顔)
父親が女性と蒸発したと聞かされりゃ、年頃の娘たちにとっても相当なダメージだと思うんだけど・・・
とにかく賢明な娘たちは、取り合えず目の前の不愉快極まりない形相で怒る彼女を、どうするかを思い悩まなくてはならない、だって母親だから・・・。
この辺り、何とも面白おかしく映画では描いているけれど・・・かなり感情移入してしまう。
母親とは違い、父がいようがいまいが、娘たちには進むべく将来もあリ立ち止まってもいられない。
そんな娘たちの一挙一動も気になるし、普通なら喜ぶべき娘たちの決断にも駄目だしをする母親。
女同士なので遠慮もなく、ちょっとした一言まで気になる・・。
なんか・・・分かるなぁ・・・。(−−;
そして、この家庭に入り込む、元大リーガーで只今地方ラジオのDJをしているデニー、自ら抱え込む孤独感なんかも相まって、テリーによせる思いや、この何かが欠如した家庭に居心地の良さを見出す過程も、何となくわかる。
しかしアレです、独りになった更年期女性の隣に、ちょいワルオヤジあり!?
この展開、『愛と追憶の日々』のシャーリー・マクレーンと隣人のジャック・ニコルソンとの関係を思い出してしまいますが、ジャック・ニコルソンは元宇宙飛行士でしたっけ???
独りになったら隣人は要チェックですな・・・
元の職業は派手な程イイexclamation&question^^;


そんな訳で、ジョアン・アレンも旨いし、コスナーも味があるし、この二人の関係に、
4人の娘たちのエピソードも、四季の移り変わりと共に悲喜こもごもに魅せてくれますが・・・
なんていうか、その中には取り残されるエピソードもあったり、終盤に至っては唖然とする事実が待っているんだけど・・・
それらを含めて全体としてはドラマ部分が、あまりにも散漫な気がするのも事実。
いかに浮気からの蒸発だと信じ込んでいたにしても、何年もの間音信不通の夫をほっておくのもおかしいし、長い間連れ添った夫が、アレではあまりにもアホらしいくらい気の毒。
4女の中でも末娘のエヴァン・レイチェル・ウッドが演じるポパイが、母の怒りの語り部となって、その背景には他国の内乱やらを報道するTV画面があったりで、この作品が邦題の持つニュアンスとは違いテーマが『怒り』であることは明らか。
だとしたら、終盤の事実を知って泣き崩れるジョアン・アレンは、今度は自分自身に対する怒りを、どう押さえるんだろう?
なんて思っていると、ソコにケヴィン様あり!(この二人のシーンはいいんですけどね)
そこでジョアン母ちゃんは心の痛みを和らげるんですが・・・
ウーン、観ているコッチの心のアナは若干ふさがらない気もします。ふらふら

そういえば監督・脚本のマイク・バインダーも、面白い顔してぇ〜“若い娘フェチ”の役で、ジョアンとのシーンはかなり笑わせてくれてます。
ってことで全体として、ラブコメディとして観れば、かなり贅沢に面白いことは請け合いなんですけどね〜揺れるハート
ドラマ部分との両立が、ちょっとな・・・ってな感じでした。
posted by ラクサナ at 16:36 | Comment(4) | TrackBack(3) | 2006年 8月映画鑑賞作品
この記事へのコメント
娘たちがそれぞれ一途で可愛らしかったですね〜!
娘を持つ母親として観るとまた色々と思い当たる事などおありでしょうね!?
それにしてもなんじゃこりゃなオチには参りましたが(汗) ケビンの体を張った役作り(そうでもないか)に免じて許して頂けますでしょうか〜?(笑)
シャーリー・マクレーンは私も思い出しましたよん♪ 
あれも隣のニコルソン爺は派手な職業でしたね〜元だけど。 
しかし、ああいったお隣さんを持つには自分もそういった場所に住んでなくては〜(@@)っと、青筋更年期&庶民のワタクシには絶望的なのでした。
TB&コメント有難う〜♪
Posted by マダムS at 2006年09月04日 20:06
[Em141]マダムSさん
早速トラコメ有難うございます!
いやいや、なかなか面白い作品で、ケヴィンさまの太り具合もイイ按配に魅力的でした。^^
なんかウチの娘たちは、私がマジ切れすると、とにかく何とかその場をやり過ごそうと神妙にしているだけで、実のところ、な〜んも応えてない気がするんですが・・自分も昔そうだったんで、怒るのも馬鹿らしくなる今日この頃でございまする。(笑;)
そうか・・・元何とかの隣人を持つには、そういったシチュエーションでないと、やっぱりダメですよね〜。トホホ・・・

Posted by ラクサナ at 2006年09月05日 01:10
娘達に苦労させられる部分は共感できるんですけど、夫がいなくても働かずに生活できる経済力があるだけいいじゃんて感じです。ボーイフレンドもすぐできちゃうし。
お金持ちの話だわ〜。庶民は大変なのよ。(笑)
Posted by MACHI at 2006年09月08日 10:52
確かにこのお母さん、優雅なお身の上ざますよね。
一般庶民は、亭主が蒸発したら、保険だっておりないだろうし・・・
まずは生活費の問題ですよね。(\\;)
私なんか、こんなんだったら、もう居なくてもいいじゃん!って感じですが・・・(笑;)
やっぱり女性の元へ走ったとなると、面子の問題もありますかね?(爆)
Posted by ラクサナ at 2006年09月09日 10:58
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Excerpt: 一人の俳優のファンを長らくやっていると、もうドキドキ胸がときめいたりはしないけれども、どんな欠点でも受容出来る身内のような感覚です・・ 髪が後退しようと、お腹がぶよぶよだろうと・・いつまでも見捨てない..
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ママが泣いた日
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