2006年09月12日

キンキーブーツ

KINKY BOOTS -1.jpg


KinkiyBoots.jpgドラッグクィーンと二人三脚で、田舎の靴工場を立て直すという、イギリスのノーサンプトンの靴工場の実話が元になっている作品。
予告を観た時点で、あの『堕天使のパスポート』等のキウェテル・イジョフォーがドラッグクィーン役と知り、かなり観たい度を募らせた作品でもあります。

偏見と戦い、自分らしさを大事にしていくことに、靴工場の成功を重ね合わせ、それは周囲までも変えていくという・・・まぁ定番ちゃ〜定番なサクセスストーリーですが、実話からというのが驚き。がく〜(落胆した顔)
さすが『フルモンティ』や『カレンダー・ガールズ』の、新しいものが認められる土壌には、しっかりと根付く伝統ありのイギリスの作品であります。そんな靴工場での製造過程なんかも楽しく、女装すると明らかにマッチョぶりが拡大するキウェテルのドラッグクィーン姿での地声の熱唱も楽しい、見所満載な作品でした。キスマークぴかぴか(新しい)
伝統ある靴工場の跡取り息子チャーリー(ジョエル・エドガーソン)は、子どもの頃から靴一筋の父を見て育つも、工場を継ぐ気も曖昧で、自分はいつもスニーカーを履き、婚約者ニコラ(ジェミマ・ルーパー)の転勤に便乗して、自由な生活を目論みロンドンへ。
だが・・・ロンドンへ着いた途端に、父親の訃報が届き、田舎へUターン。
突然4代目社長になってしまったチャーリーは、父の残した靴工場のとんでもない負債も請け負う事に・・・。
工場建て直しの為、ロンドンへ営業に出るも結果は散々。
ヤケ酒をあおったチャーリーは、ひょんなことから後にチャーリーの工場建て直しのミューズとなるかもしれない、1人のドラッグクィーン、ローラ(キウェテル・イジョフォー)と出会うのだったが・・・。


KinkiyBoots-4.jpg KinkiyBoots-3.jpg KINKY BOOTS --2.jpg

やはり、性格俳優の登竜門でしょうか、ドラッグクィーン役って!?
女装のキウェテル・イジョフォーは、なんとも男らしいドラッグクィーンではありますが、大きなお目目に濃い化粧を施すと、ちょっと見、マッチョなビヨンセみたいで美しいです。(笑)
数々の歌も自ら見事に熱唱していますが、活躍の場がウエスト・エンドのナショナル・シアターであったりする俳優なんで、歌もショーもお手の物なのかもしれませんやね。
そしてキウェテルのローラは幼い頃からの父の影響で、自らゲイであるというアイデンティーに引け目を感じているためか、男の姿に戻るとやけに女っぽい気がするのが切ない。
一方、チャーリーを演じるジョエル・エドガートンは、しょぼくれたというか、何とも主体性のない役どころがお似合い。(笑;)
結局、ドラッグクィーンのブーツに着眼した点は別として、何だか随分安易に周囲に助けられてサクセスストーリー歩んで見える気がするんですけど・・・。
こういった作品、『カレンダー・ガールズ』でもそうでしたが、終盤に起きるちょっとした暗転あり。
この作品では、チャーリーが婚約者に裏切られた腹いせ(そうとしか思えぬ)に、ローラにボロカス言うシーンがありますが・・・
「オマエに言われたかねぇ!」っと思わず心でつぶやいたのは私だけかしら・・(^^;
この二人の幼い頃からのアイデンティーに悩む姿が同格のように映画では描かれているけれど、どうにもちょっとチャーリーの方が弱い気がして・・・ストーリー的には、何だか今ひとつ突き抜けないものを感じてしまったのですが、
やはり前述したように、靴工場での活気溢れるシーンや、ミラノの見本市でのドラッグクィーン・ショーは、さすがに楽しかった♪

ところで鑑賞中に、久しぶりに映像が中断するハプニングが・・・。
かれこれ5分程待たされたでしょうか。
でも途切れたシーンより少し遡って映像は再開され・・・
何とか事なきを得て、オマケに劇場からは再入場券を貰えました。
今まで映像や音が途切れて再開されても、少しすっ飛ばされて再開されたり、
再入場券なんて貰った記憶は無いだけに・・・ちょっと感激。
伏見のミリオン座、なかなかやるな!

posted by ラクサナ at 22:46 | Comment(4) | TrackBack(1) | 2006年 9月映画鑑賞作品
この記事へのコメント
おはようございます〜
そうそう、なんだかラク様と同じようなところで「?」な部分もありましたが、あのイジョフォー姉さんの迫力あるショーが補って余りあったかな?(笑;) 
ところで彼らのことは”服装倒錯”と字幕はなっていたような記憶があるんですが、確かにあの「プリシラ」のテレンス・スタンプや「トランス・アメリカ」のブリーとはまた違うような気もしますよね?難しいわぁ・・
映像の途中中断、がっかりですよね!
でもまあ後のフォローがしっかりしていたようで良かったですね^^そこの劇場の評価上がりますよね♪
Posted by マダムS at 2006年09月20日 06:43
[Em92]マダムSさん

ぐわ〜服装倒錯者!?そうでしたね、微妙ですよね、その辺り・・・。
一概にゲイの人達にも、いろいろな違いがあり、服装倒錯者と呼ばれる人も、性的にはノーマルな方も多いんでしょうね。
それにしてもイジョフォー姉さんお見事でしたね。「プリシラ」の・・・
というより、『3人のエンジェル』のウェズリー・スナイプ姉さんと闘わせてみたいです!(笑;)

映画を大事にしている気持ちが伝わる措置で、かなり嬉しい劇場でした。
もっとも、次の回を待つお客さんには数分上映が遅れてしまったようですが・・・(^^;私もそういう遅れに出会った時は、文句は言うまいと思いましたです。^^
Posted by ラクサナ at 2006年09月21日 16:43
遅れたコメントで失礼しまっすー。

ファーストシーンがローラの少女(?)のシーンからですもんね。ローラが主人公と言っても過言じゃないですよね。それでも主軸は頼りないチャーリーの方。そのあたりはイギリス作品らしいってとこなのかしらねぇ。主人公達だけじゃなく、脇の人だって一人一人に個性があってナニゲにポッと目立ったりしてね。
チャーリーがローラに怒鳴るシーンは、チャーリーの弱さを誇張しているもんだと私は勝手に解釈してるです。

ドラッグクィーンたちのダンスシーンもなかなかパワフルで良かったっス。
Posted by アンパンまん at 2006年10月10日 23:12
[Em92]アンパンまんさん

チャーリーの弱さは、私もよく判るのですが・・・観終わっても、彼がお父さんが作っていたトラッドなウイングチップの紳士靴が似合う男になっているか・・・それは疑問でございました。
その点だけが、どうにもしっくりこない感じで・・・(^^;
ドラッグクィーンのショーは楽しかったですね♪
随分男前の(当たり前か・・笑;)イジョフォー姉さんのお姿は忘れられそうもありません。^^
Posted by ラクサナ at 2006年10月11日 00:30
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