2006年09月25日

サムサッカー

thumbsucker.jpg


ちょっと見でも、ちゃんと親指の付け根まで入れて吸っている・・・本格的だわ・・・。がく〜(落胆した顔)(爆)
っという訳で・・・
17歳になっても親指を吸うことを止められない男の子を予告編で観て興味をそそられた作品。
興味をそそられたのは、親指吸いの主役、ルー・チップ君もさることながら・・・
ティルダ・スウィントン、キアヌ・リーヴス、ヴィンセント・ドノフリオ、ヴィンス・ヴォーン、ベンジャミン・ブラッドなどなどが脇を固めていることもあったのですけれどね。^^

結構コメディ色が豊かなのかな〜っと思ったけれど・・・
これが案外真面目な、人間は依存する動物なり・・・の青春ドラマ。
アートやCM、ミュージック・クリップなどで活躍しているマイク・ミルズの初監督作品。
監督の希望で当初音楽を担当していたエリオット・スミスが、2年前に突然自らこの世を去ってしまったという作品でもあります。
エリオット・スミスは、ガス・ヴァンサントの『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で書き下ろしたテーマ曲“Miss Misery”が懐かしいですよね。

っと言うわけで音楽も、やはりなかなかヨロシイこの作品。

オレゴン州で、父(ヴェンセント・ドノフリオ)母(ティルダ・スウィントン)、弟と4人暮らしのジャスティン(ルー・プッチ)は、
少し気が弱く、17歳になっても親指を吸う癖が止められない悩みがあった。
その癖の為に通う歯列矯正の歯科医(キアヌ・リーヴス)は、催眠療法でジャスティンの親指吸いを止めるが、不安の捌け口として依存していた癖を失った彼は、ますます精神的に追いつめられADHD(注意欠陥多動性障害)と診断される。
そして今度は精神科医から抗鬱薬を処方されるが、その薬はジャスティンを別人のようにポジティブにして、弁論大会等で大活躍したり、好意を寄せていたレベッカとの仲もうまくいくかの見えたのだが・・・・・。


Thumbsucker-1.jpg精神的に弱いティーンエージャーのコンプレックスを持つ主人公を演じる、
ルー・チップのオタクがかった長髪の外見や雰囲気による説得力はなかなか。
指を吸う事を止め、大人になれば今とは違う自分になれるのかと思いながらも、父母を始めとする大人たちの姿には納得できる答えは得られず、図らずも催眠療法や抗鬱薬等で、違う自分を擬似体験しちゃうんですね〜この子。
Thumbsucker-4.jpgそして・・・
息子の問いに答えることもせず(できず・・)にいながら平然とした父親。
人気俳優に対するヨロメキ願望に依存していながら、自分のスタンスはハッキリ確立している母親。
幼いながら案外苦労人の弟・・。(笑;)

そんな今とは違う自分になりたいという願望を抱えつつ、どうにもならない今の自分への不安を紛らわすために、何かに依存して生きている。
それは父だって母だって、周囲の立派な大人たち皆が未だ抱える問題・・・。
ということで、普通に心配なボクの未来は、アナタにもワタシにも、オジサンにもオバサンにも・・・実は心配なコトなのであります。
それが判れば指を吸ったってボクも一人前の大人!って当たり前だよなぁ〜。(^^;

キアヌ・リーヴスの妙に説得力のある、可笑しな歯科医役に、
普通の母親役を演じて尚、凄い存在感のティルダ・スウィントンも印象的。
あれま〜のベンジャミン・ブラッド・・・・(笑;)
そんな脇役の妙に面白い演技も見所だけど、何だか指吸いから、薬等にいっちゃう依存ってもんの描き方に、合法なら良し、非合法ならダメってワケではないけれど・・・やはりついていけない部分もあるんでしょうかね〜。
何だかスッキリとはしない指吸ボクの青春ドラマではありました。(^^;


posted by ラクサナ at 19:11 | Comment(0) | TrackBack(1) | 2006年 9月映画鑑賞作品
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『サムサッカー』 Thumbsucker
Excerpt: 青春成長ものというより、家族ものとしていいかな。 オレゴン州郊外に両親と弟と暮らす17歳のジャスティンは、いまだに「親指を吸うクセ(サムサッキング)」が治らず悩んでいた。斬新な映像・演出がいっぱ..
Weblog: かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
Tracked: 2006-09-30 12:50
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