2006年10月13日

トンマッコルへようこそ

DONGMAKGOL.jpg

オンライン試写会にて鑑賞。
今月2度目です。^^
10月28日公開。

昨年韓国で大変ヒットした作品。
子どものように純粋な村、トンマッコルで出くわした3組の兵士たちと、村人の織り成す物語。

さすがに素晴らしいファンタジー!
戦争の最中という設定でありながら、人間の持つ純粋な気持ちに心が洗われる気が・・。

“トン”=子どものように、“マッコル”=純粋な村という意味を持つ、“トンマッコル”という村に、ある日3組のお客さんがやってくる。
1組目は、空からやってきた、背が高く目の青い、英語を話す1人の兵士。
2組目は話は通じるけれど、軍服を着た2人の兵士。
3組目も話は通じるけれど、2組目の兵士とは違った軍服を着た3人の兵士。
村へ来ても激しくお互いを敵視する2組目と3組目の兵士たち。
平和な村の住民たちは、何故彼らが対立するのか理解できない。
けれども、にらみ合った兵士たちの間に入って、本当はトウモロコシ畑の変事の方が一大事なのに、仕方がないので、彼らに付き合うことになる。



DONGMAKGOL-2.jpg韓国では珍しくヒットしたファンタジー映画ということですが、ファンタジーとはいえ、設定は朝鮮戦争の最中。
まず第一に、音楽が久石譲ということで、本当にこのテーマ曲を聴いていると、ジプリの作品を観ているような妙な錯覚に囚われそう・・・。
ファンタジーな物語に、戦争が拘ってくることも、まさにジプリ作品によく似ていますしね。
音楽の持つ力って、かなり強いことは判るし、この作品にはとても似合った素晴らしいテーマ曲ではあるけれど、何となく別の音楽でこの作品を観てみたい気もするのは私だけでしょうか・・・。(笑;)

DONGMAKGOL-1.jpgのどかな山岳地帯の村に、戦争すら知らない村人たちは、自給自足の長閑な生活を送っており、そんな彼らに出会い、段々と人間らしさを取り戻していく兵士たち。
北朝鮮軍の正規兵、韓国軍の脱走兵に衛生兵、アメリカ軍の正規兵が、軍服を脱ぎ捨てて・・・
それぞれの名前で会話を交わし出し、笑顔を取り戻した時には、もう彼らは一人の人間同士。(同士の意味はこう使って欲しいものです・・)
北と南の分断に対する、この国の民族統一に対する想いは、この映画にしても外せない題材だけれど、トンマッコルの村人たちの人間の自然な姿は、どんな国の人間が観ても魅力に溢れていて、世界中が、こんな村ばかりだったらと、切に思ってしまう。
やはり民族間の対立が今尚続いている国の反戦へ向けるメッセージは、熱くて心打つものがあります。
そんな反戦ファンタジーとでも言うべきこの作品には、所々心安らぐシーンもあって、
DONGMAKGOL-4.jpgポップコーンが降り、イノシシには追われ、まるで戦争で犠牲になった人々の魂の象徴のような蝶も飛ぶ。
どっかで見た映像だな、蛙が降ってこなくて良かったなぁ、などとも思いながら(^^;・・・
やっぱりラストにくる、その凄まじい戦闘シーンに心を痛めながら・・・
それでも尚、人の心のぬくもりを感じる、やはりシミジミとイイ作品を観た気がします。

『友へチング』という作品で、“チング”という、ただの友人ではない深くて熱い思いの韓国語を印象付けられたように・・・
トンマッコル”という言葉もまた、心に残りそうです。

監督は、これが長編作デヴューのバク・クァンヒョン。
原作が『ガン&トークス』の監督・脚本、『リメンバー・ミー』脚本のチャン・ジン。
そういえば『ガン&トークス』の、あの兄弟の次男と三男だったチョン・ジェヨンとシン・ハギョンも北と南の兵士役で出演しています。
(ウォンビンは元気かな? ^^;)
posted by ラクサナ at 16:28 | Comment(11) | TrackBack(0) | 2006年10月映画鑑賞作品
この記事へのコメント
ラクサナさま
こんにちわ。もしかしたらすでにご存知かとも思いますが、ちょっとお知らせに。
10月28日ー11月3日、「楽日」と言う台湾の映画が名古屋で上映されるそうです。見る人はみな絶賛の嵐の、めったにないほどすてきな映画らしいのですが、宣伝不足のため客がこないと、Kenさんのブログで知りました。大阪は予定なしなので、せめて名古屋の皆さんに見ていただきたいデス。
Posted by Bianca at 2006年10月17日 14:45
[Em112]Biancaさま

『楽日』のご紹介ありがとうございます!
ツァイ・ミンリャン監督作品で、評判は聞いておりましたが、コチラでは『楽日』と『西瓜』、ツァイ制作でリー・カンションの初監督作『迷子』も、同時に公開のようです。
でも上映期間一週間なんですよね・・。[Em142];
3本観るのは無理かな・・。(汗;)
『楽日』は、古い映画館を舞台とした作品で、何とも興味をそそりますねー。
ツァイ監督作は、ずっと以前に『河』を観たのみですので、是非鑑賞できたらいいなって思ってます。
頑張ります♪^^
Posted by ラクサナ at 2006年10月18日 10:34
もうツァイ監督の作品をご覧になったのですか?私はまだなんです。名古屋の文化状況は大阪より良いみたいですね。これでは、阪神が負けたのも当然ですね。(関係ないか?)
Posted by Bianca at 2006年10月18日 23:38
[Em112]Biancaさま

いえいえ、私が観たのはツァイ監督の新作では無くて、10年近く前の作品の『河』で、ずっと前にビデオで鑑賞したことがあるんです。
コチラの文化状況も怪しいですよ!(笑)
今回『楽日』等を上映してくれるのも非常にマニアックな劇場で、混んでくるとスクリーンの前の席に座椅子が出てきちゃったりします。(笑;)
なので、続けて2本観るのもキツイかな?っと!(^^;

それはそうと・・・
週末から日本シリーズですよね!
チケット一応申し込んだけど、見事にハズレました。。。(爆;)
実は私も新庄が見たかったのねん。
応援と見たいは別物!?(笑)
Posted by ラクサナ at 2006年10月19日 10:28
今「ぴあシネマクラブ」で見て彼の名声と才能に仰天しています。これまでなぜか食わず嫌いでしたが、これを機に改心して見ます。「太陽」の時もそうでしたが・・・
そして、ラクサナさんのおすすめなら、いずれ「トンマッコル」も見なくては!!

貴女様も新庄ファンでしたか。じゃあ、私はチームじゃなくて、新庄を応援することに。
Posted by at 2006年10月19日 17:38
前のコメント名前を忘れていました。
Posted by Bianca at 2006年10月19日 18:10
[Em112]Biancaさん

私も同じですよ〜。
『河』の時は、物珍しさが先行してましたもの。(^^;
『トンマッコル』は、不思議な感覚ではありますが、してやられるファンタジーかと思います。ご覧になってみてくださいね。

Posted by ラクサナ at 2006年10月20日 21:34
ラクサナさん、こんばんは。
最近はドラマにはまっていて、なかなか映画(DVDも含めて)を見れないでいるにもかかわらず
先週は、人間の狂気を描いた『ブラック・ダリア』なんぞ見てしまったので
こういう純粋な気持ちになれる映画が早く見たい〜!
でも28日からの公開なんですよね。。(しょぼん)
明日は、温かい気持ちになれる映画観てこようっと(決)

Posted by Ako at 2006年10月20日 23:06
[Em112]Akoさん

いや〜ん、ドラマはハマりだすと、一日24時間しかないので・・・コレが又大変ですよね![Em152]
『ブラック・ダリア』のAkoさんが引いちゃった狂気の部分も実は気になっておりますが・・・(^^;
『トンマッコル・・』は、おススメです!

そういえばアレ!(ジョシュの・・)
もうご覧になりましたか!?
もぉ〜〜〜感動しました私!(謎爆;)
Posted by ラクサナ at 2006年10月22日 01:23
↑ジョシュの感動ってなんだろう?笑
ジプリ風味のトンマッコル・・なかなか良かったですよねぇ
男達の最後の笑顔が切ないラストでしたん。
Posted by マダムS at 2006年11月13日 23:25
[Em112]マダムSさん

ファンタジーなのに、やはり最後は“ブラザー・フッド”みたいになっちゃって・・
トンマッコルは、実は天上の村かとも思いましたが・・・(^^;ゞ

きゃはっ、全然関係ないことをば↑書いております。m(__;)m
“ジョシュの感動”は『ブラ・ダリ』のハートネット君でもなく・・・
Akoさんのお好きなジョシュ・ルーカスの未公開作品『グローリー・ロード』のことなのでした〜!(笑;)
Posted by ラクサナ at 2006年11月14日 15:43
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