2006年10月24日

トリスタンとイゾルデ

TRISTAN & ISOLDE.jpg


「ロミオとジュリエット」の悲劇は、ここから生まれた。
愛は死より切なく、そして尊い。
史上最も美しい、禁じられた愛の物語。

そして主演がジェームズ・フランコということでは、
アタシャ観ずにはおられません!
ってことで、とる物もとりあえずの観賞揺れるハート

いやーーん、ロミ&ジュリの純愛悲恋というよりも・・・
どちらかというと“失楽園”風味ではございますが、がく〜(落胆した顔)
さすがリドリー・スコット製作・総指揮のケヴィン・レイノルズ作品。
古典的な恋愛物語、ワグナーの楽劇としても有名な物語を、絶妙な行き違いから、忠誠心と愛の狭間に揺れる心の痛みを、瑞々しく描いていて見ごたえがありましたexclamation

TRISTAN & ISOLDE-5.jpgローマ帝国崩壊後、各部族に分裂するイングランドは、事実上アイルランド王の権力化にあった。
そんな中、コーンウォールのマーク王(ルーファス・シーウェル)は、イングランドを統一してアイルランドに対抗しようとしていたが、アイルランド軍からの不意打ちに合う。
マーク王の臣下にあった父に床下に匿われた幼きトリスタン(トーマス・サングスター)は、父母の屍を見て落胆するが、すぐさま敵から命を狙われ、それを咄嗟に助けようとしたマーク王は、右手を切り落とされてしまう。
そして実の息子のようにマーク王に育てられたトリスタン(ジェームズ・フランコ)は、王に忠誠を誓う勇敢な騎士へと成長するが・・・
ある日、アイルランド軍に囚われた人質たちを助けようとして、毒の塗られた剣で瀕死の重傷を追い、王家の葬船に臥される。しかし彼を乗せた船は、敵国のアイルランドの海岸へと流れ着き・・・・
それを偶然見つけたアイルランド王の娘イゾルデ(ソフィア・マイルズ)の、薬草で作った秘薬と献身的な介護で一命を取り止める。
そしてトリスタンとイゾルデは、相手の身分こそは知らぬまま愛し合うが、王の決めた婚約者があり敵国同士である結ばれぬ恋だと諭すイゾルデに見送られ、トリスタンは、思いを残しコンウォールへの帰路に着くのだが・・・・。




まずこの作品、格調が高く、音楽も雰囲気もとてもヨロシイ〜〜〜!
ケルト伝説からの恋愛劇ということで、時代物としても興味深く、コスチューム物としても充分楽しめます。

TRISTAN & ISOLDE-4.jpg冒頭から幼き日のトリスタンを演じるトーマス・サングスター君、『ラブ・アクチュアリー』でも片思いに悩むリーアム・ニーソンの義理の息子役でしたね〜大きくなりましたねぇ。この子もなかなか特徴ある可愛い面差しで、凛々しくも印象深い演技をしてくれて・・・この子が将来結ばれぬ恋に悩むのかと思うと・・・もう既に涙・・・。もうやだ〜(悲しい顔)
(余談ながらこの子、ヒュー・グランドの遠縁にあたるとか・・ですよね。)



TRISTAN & ISOLDE -2.jpgそして勿論、悲恋物として、どうしたって結ばれぬ恋に追い込まれ残酷な運命に弄ばれる美しき二人。
成長したトリスタンを演じる切なさを絵に描いたようなジェームズ・フランコのお顔が、コレに似合わぬはずはありません!(時々、くしゃくしゃに見えることもあるけれど・・爆;)
前半の戦闘シーンにおける活躍もとっても見応えがあるし、たくましい上半身も拝めて文句なし!?
(若干文句をつけるなら・・・・全編ちょっと顔が暗すぎ? しょうがないかな・・・爆;)
『アンダー・ワールド』や『サンダー・バード』のレディ・ぺネロープ役だったイゾルデを演じるソフィア・マイルズも、時代物の衣装が非常に似合うし、溌剌として機知に富んだ女性でありながら二人の男の間で揺れる女心を良く演じています。


TRISTAN & ISOLDE-7.jpgマーク王を演じるのが、トロリンお目目のルーファス・シーウェル。
誠実で寛容な王であり、イゾルデを深く愛する一人の男性としての姿も又切なく、そんなこの王への忠誠故に、苦悩するフランコ君の姿に、マタマタ切なさが倍増するってものです。

っという訳で・・・
結構大胆なこの不倫物は、ただただベタな悲恋物に留まらず、色々な意味でたっぷり見応えがありました。





posted by ラクサナ at 16:34 | Comment(10) | TrackBack(1) | 2006年10月映画鑑賞作品
この記事へのコメント
きゃ〜これ見たかったんです。試写会いっぱい応募したのに×でした。ぐすん・・ジェームスかっこいいですよね。
Posted by ゆーみん at 2006年10月25日 18:42
[Em155]ゆーみんさん

これはもう自腹をお切りになって鑑賞して下さいませ!(笑)
予告を初めて観た時点で、ジェームズ・フランコが、こんな時代悲恋物の役をするんだって、小躍りしちゃった私ですが・・・
期待を裏切らない、なかなか良い出来でしたよ!
ご覧になったら又、「ここのこの部分は許せへんで〜!」っと、熱い感想を語り合いたいです!^^
Posted by ラクサナ at 2006年10月25日 23:33
うわあ、御覧になったんですね〜〜〜
我らがジェームズ君、見らずにおれましょうか〜〜(笑)
これって、「ロミジュリ」というより、
「キャメロット」「アーサー王」のランスロットとグエナヴィエという方が、近くないですか?!

もう予告を見た瞬間から、ドキドキものでしたよ(笑)早く見なくっちゃ!
Posted by キウイ at 2006年10月26日 00:52
[Em155]キウイさん

さすがキウイさん!
そうです〜ランスロットとグエナヴィエに限りなく近い気がします!
切なさが似合うジェームズ君は勿論、若き騎士としての活躍もなかなかでしたよ!
上半身のたくましさには仰け反りました!(笑;)
そしてやはり・・・ルーファス・シーウェルがいいんですよね・・!
是非、お早めにご覧になって下さい。(笑)
Posted by ラクサナ at 2006年10月26日 18:42
試写会で鑑賞しましたわ♪
オペラで有名なので、話だけは知っていました。
友人が、「イゾルデ役の人、美人ね」というので、「サンダーバードでペルロープ役だった人よ」というと、「えー!そうだったの?」
髪型や服装が違って、気づかなかったようです。(笑)

国文科出身のこの友人は、短大の時に、世界最古の小説ですからと授業でこの話を読まされたそうです。なので、夏に予告編を見たとき、絶対見たいと言って、自力で試写会を当てましたよ。(爆) (私とは違う日時の試写会)
リドリー・スコット製作のせいか、剣での戦闘場面とか、重量感があったように思います。
Posted by MACHI at 2006年10月27日 08:36
[Em155]MACHIさん

私も国文科でしたけど、全然読まされていませんです。(^^;

小説やワグナーのオペラ等、イゾルデ側の使った媚薬でトリスタンはメロメロになっちゃうのが大元のお話のようで、ち〜っと怪しい感がありますが、映画の方は、上手く脚色されて、いい塩梅の悲恋になっていましたよね。
そうそう、戦場のシーンや決闘シーン等、さすがリドリーさん製作って感じで見応えがありましたよね!
Posted by ラクサナ at 2006年10月27日 18:37
そっかー これって、リドリースコット製作でしたか・・光の具合とか口出ししたりするんでしょうかね?(笑)
イゾルデの媚薬でメロメロになってましたよートリスタン@フランコ君(爆)
スウォード・アクション頑張ってましたね!相当特訓受けたのでしょうねぇ♪これからはこちら方面の需要も増えるんじゃないでしょうか〜偉いっ!
結構大胆な不倫でしたよねぇ・・ハラハラしましたが・・やはり現代的に脚色されたってことでしょうかしら。
Posted by マダムS at 2006年11月04日 08:00
[Em155]マダムSさま

そうなんですよ、リドリー・スコットが何年も温めてきて、腐りそうになっちゃったので・・(ホントかい?^^;)、
監督をケヴィン・レイノルズで製作した作品のようですよ。^^
不倫のシーンは、ハラハラしましたね〜。マーク王のルーファスのが不憫で不憫で・・・・[Em143]
それにしても、風景も美しいし、当時の婚儀のシーンや葬船という儀式も、物珍しくって良かったです。
フランコ君の切ないお顔を存分に拝見して・・・満足満足でありました。^^
Posted by ラクサナ at 2006年11月07日 00:13
“トリスタン役いい男だね〜。どっかに出とったっけ?”
‘スパイダーマンに出とったでしょ’
“どっちに?”
‘1も2も出とったがね、ほれ、悪役の息子で’

ということで、ジェームズ君は、女性には人気上昇中ですね。私は、イゾルデがなかなか良いな〜と観ておりましたが・・

Posted by たくろう at 2006年11月09日 00:21
[Em155]たくろうさん

↑の会話は、奥様とたくろうさんの会話でしょうか?^^
私もジェームズ・フランコ君観賞には気合入ってしまう口です。(笑)
新作も含め『スパイダーマン』全シリーズに勿論出演してますが、彼の出演作で私が好きな作品は、やはり『DEAN』と『容疑者』ですかね〜『SONY』も悪くないです。
影のある切なさが堪りませんわね。^^;

レディ・ぺネロープ役も懐かしい、ソフィア・マイルズも良かったですね。
船に乗っての婚礼のシーン、本当に美しかった。。。
Posted by ラクサナ at 2006年11月09日 09:54
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『トリスタンとイゾルデ』
Excerpt: ベタベタな悲恋ものだったらどうしようかと思ったら。。。 なかなかどうして骨太な戦場シーンなどあって面白かったが。。 『トリスタンとイゾルデ』 2006年/アメリカ (原題:Tristan and ..
Weblog: Brilliant Days
Tracked: 2006-11-04 07:53
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