2007年04月17日

ママの遺したラヴソング

A Love Song for Bobby Long-1.JPGジョン・トラヴォルタとスカーレット・ヨハンソンの2004年の共演作がやっと公開に・・。

ハリケーン、カトリーナの大水害の前の・・・
ニューオーリンズの美しくのどかな風景の、一年を通して描かれ育まれる、ちょっと異質な男2人と少女の物語。

ちょっと掴みづらいストーリーではありますが・・・
ゆったりとした時の流れと、人の心、家族の愛の温かさを、じわ〜っと感じる、音楽もなかなかの一品でありました。

寅蛍の髪の毛が真っ白exclamation&questionがく〜(落胆した顔)





A Love Song for Bobby Long.JPG学校にも行かず、フロリダで男と同棲生活を送っていた18歳のバーシー(スカーレット・ヨハンソン)に、ある日母の訃報が入る。時遅く葬儀には出られなかったバーシーは、ニューオーリンズの亡き母の家に戻るが、そこにはボビー・ロング(ジョン・トラヴォルタ)という初老の元文学部教授と、ボビーの元教え子で作家志望の男、ローソン(ガブリエル・マクト)が居座っていた。
母の友人で、家は3人に遺された物だと主張する2人の男と、仕方なく彼女は共同生活を始める。
そんな男たちと最初は衝突し合い、特に皮肉屋でアル中のボビーとはそりが合わない彼女だが、ゆったりとした彼らとの生活の中で学ぶ物も多く、次第に彼らと心を通わせていく・・・・。



ちょっと最初登場した時から謎だったんですけど、このトラボルタは、白髪でオマケにアル中だし、加齢臭ただようような、もう本当にヨレヨレの爺様なんですよね。
でもアップのお顔を見ると、それ程老けメイクしている訳でもない・・・その点微妙に年齢不詳で不気味!?がく〜(落胆した顔)
でもその事の意味は終盤になってくると、なるほどなぁと思うに当たる訳ですが・・・それまでは結構引きずりながら鑑賞するわけで・・・。(年齢設定はラスト近くに判明してチョビット絶句!ちっ(怒った顔)

人生何かに躓いても、なんなく乗り越え人生を軌道修正する人もいれば、ウダウダと酒に溺れるボビーのような人もいる。
ボビーとの腐れ縁にウンザリしながらも、なかなかその案外深い絆から飛び出せないローソン。
そんな昼間から酒を飲んでグダグダした2人の男の生活に飛び込んでしまった、これまた人生初っ端から躓いてグダグダしていた娘。
彼女にとっては彼らは反面教師exclamation&question
いやそれでも彼らには、これまで娘の知らなかった文学や音楽の世界があり・・・ぴかぴか(新しい)
娘がふと本音で未来の夢を語れば、反面教師たちは俄かに本物の教師となって、彼女の未来を真剣に支えようとする。
そしてまた、その娘によって2人の男たちも、止まったままだった人生を取り戻そうとしなくてはいけないことを知る。

この辺りの展開が、本当にニューオーリンズの田舎町のスローライフの中、音楽ありで流れていく雰囲気はかなりいい感じであります。ぴかぴか(新しい)

A Love Song for Bobby Long-3.JPG

劇中の酒場で登場するシンガーの役どころのグレイソン・キャップスは、実はこの作品の元になった著書の作者の息子。
グレイソンとこの作品の女流監督であるシェイニー・ゲイベルとの縁が、この作品が生まれたことに繋がるということ。
実際にグレイソンが両親と住む家には、父親の友人であるボビー・ロングや仲間たちが集まって、歌ったり詩を朗読したりという映画さながらの時間があったそう。
そんな訳で、この作品にグレイソンが提供したジャージーなブルースの数々も、トラちゃんがギター弾き語る数曲も、まさにノスタルジックで穏やかなニューオーリンズの風のよう。ぴかぴか(新しい)

劇中見事にダンスシーンも見せてくれるトラちゃんですが、過去シンガーとしてアルバムも出している彼は、やはり歌も上手いですねるんるん
彼の歌う曲の中で耳慣れた感じがある“I Really Don't Want To Know”は、50年代にハワード・バーンズが作詞、ドン・ロバートソンが作曲したものですが、菅原洋一がカヴァーした「知りたくないの」でコチラでも馴染み深い曲です。

そんな中で“知りたくないの”って訳ではないですが・・・わーい(嬉しい顔)
展開されるストーリーや、それぞれの人間のつながりの部分、ボビーとローソンの関係や、終盤に来る展開は、もう少し上手く演出して欲しかった気もする。
彼らの繋がりの驚きの事実は、意外ではない驚きといった感じ。
でもその後にくる、ヨハンソン演じるバーシーの、ずっと引きずってきた心の隙間が埋められていくシーンには、やはり心が温まるのですけどね。もうやだ〜(悲しい顔)

A Love Song for Bobby Long]2.jpgでやはり、スカーレット・ヨハンソン揺れるハート
20歳で18歳を演じる・・・・・普通なら何てことはないけど、大人っぽい彼女にはギリギリの役どころ!?
シェイニー監督は、もう10年前の「のら猫の日記」のスカちゃんを見たときからツバつけてたらしいいので、本当はもうちょっと前に映画化できたら良かった気もしますが・・・。
やっぱりヨハンソンは、ビッチな女の子を演じても、何処か生きることに賢そうで、ぐっと思いをこらえて、うつむき加減な時とかが非常に魅力的。キスマーク
また当然色っぽくって寅蛍爺でなくても、そのお色気に突っ込みたくなる、いや応援したくなる気がします。(笑)

っと言うわけでこの作品、全編セットではなく実際の家屋の中や自然の中でのロケーション、ハリケーン前のニューオーリンズを眺める作品としても貴重な一品かもしれません。



posted by ラクサナ at 23:08 | Comment(2) | TrackBack(0) | 2007年 4月映画鑑賞作品
この記事へのコメント
ラクサナさん、寅蛍とは大出来!寅午よりいいですね!ニュー・オーリンズは他の街(例えばシカゴ)の人たちにとっても、異国的と感じられていたみたいです。
Posted by Bianca at 2007年04月19日 08:56
[Em146]Biancaさん

寅蛍、気に入って頂けましたか。^^
ニューオーリンズ、辿ってきた歴史を感じるし、異国情緒がありますよね。
(って、行ったことないんですけど・・^^;ゞ)
ジャズの発祥の地だけあって、人々に深く根付いている音楽への親しみ方も他とは違う気がします。
なかなその辺りをこの作品、上手く感じさせていると思いました。
寅ちゃんもなかなかの好演でしたよ。^^
Posted by ラクサナ at 2007年04月20日 09:57
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