2007年06月19日

毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト

Fur.JPGフリークスたち(性倒錯者やヌーディスト、身体的に欠陥を持った異型の人たちなど)を被写体にドキュメンタリー写真の異才と呼ばれた女流写真家ダイアン・アンバースの内なる目覚めをモチーフに、独自の視点から描き出した異色のドラマ。

『セクレタリー』のスティーヴン・シャインバーグ監督作ってことで、楽しみな作品ではありましたが・・・
奇妙なラブストーリーとしては楽しめる作品だけど、稀有な芸術家の誕生逸話としては説得力に欠けますかな。

一言で言うと感想は・・・
毛深いお兄さんは好きですか?
不謹慎でゴメンナサイ!ふらふら






Fur-7.JPG1958年、ニューヨークに住む主婦ダイアン・アーバス(ニコール・キッドマン)は、裕福な実家の援助のもと、夫である写真家アラン(タイ・バーレル)のアシスタントとして、また2人の可愛い娘たちの母親として、恵まれた生活をおくっていた。
しかし、そんな生活の中でも彼女は言いようの無い違和感と渇きを感じていた。
そんなある日、彼女の住むアパートの階上の部屋に謎めいた男ライオネル(ロバート・ダウニー・Jr)が越してくる。
コートで全身を覆い、顔すらも目出し帽のようなマスクで隠したその姿に、何故か強い興味をかき立てられるダイアン。
いつしかカメラを手にし彼の部屋のベルを鳴らす彼女は・・・・
ライオネルの秘密に触れると、いっそう彼に惹きつけられていくのだった・・・・。


Fur-5.JPG


Fur-6.JPG恵まれた家庭に落ち着いている主婦が、写真家の夫をサポートする毎日の中で、内なる特異な芸術性や才能を見出す被写体にめぐり合い・・・というストーリーになっていくわけですが・・・
なぁ〜んかこうニコール・キッドマンが演じるダイアンは、いたずら少女の冒険物語、言ってみれば“不思議の国のアリス”状態で・・・何より写真家としての被写体を見つめる目が感じられない気がしましたね。目たらーっ(汗)


最初はもう『O嬢の物語』になっちゃうのかしらん?っとも思いましたが・・・ソレほど官能的でもなく・・・(笑;)
ちょっと辛辣に言えば・・・こういうニコール・キッドマンの演技、表情は見飽きた感さえあります。
相変わらずクールで大胆にお美しいです〜ハイハイ!みたいな・・・。わーい(嬉しい顔)あせあせ(飛び散る汗)

まぁそれはキッドマンだけの責任ではなく・・・
実在したダイアン・アーバスという写真家の存在が奇異で大きすぎたのでしょうが・・。
彼女の手記みたいなものも読んでみると、家庭環境やら何やら、なかなかソレを踏まえた作りに映画はなっているんですが、
何しろこの作品は、アーバスにインスパイヤーされた物としても・・・・
タイトルどおり全編“毛、毛、ケッ!”の存在が大きい!

Fur|2.jpg相手役がロバート・ダウニー・Jrだから、それもイイにはいいんですが・・・・
なにせあの風体では・・・チューバッカですわね〜ウォー!ふらふら
もうちょっと何とかならんもんだったんでしょうか・・・(案の定ケムクジャラの画像は探しても出てこんわい!)

それでもあの時代の、アーバスの家庭があるNYのアパートの描き方なんてのは、なかなか面白い。
毛皮のファッションショーが開かれるほどのゴージャスな部屋、夫の暗室、階上の住人が詰まらせる配管、窓から眺める雑多な光景・・・
異色なラブストーリーとして観れば・・・(やっぱりクライマックスは海行っちゃいましたか・・・)
それはそれで楽しめるとは思うのだけど・・・。ムード

冒頭、異様な毛(皮?)のコートを着たニコールが、バスに乗ってヌーディストクラブを訪ねるシーンから始まり・・・
期待はしたのだけれど・・・
やはりそのシーンで終わるラストは、いきなりアンバースの被写体の多面性をとって付けたようで、白ける気が・・・。バッド(下向き矢印)



posted by ラクサナ at 16:57 | Comment(0) | TrackBack(1) | 2007年 6月映画鑑賞作品
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mini review 07070「毛皮のエロス ダイアン・アーバス」★★★★★★☆☆☆☆
Excerpt: 解説: 過激な題材によって写真芸術の概念に一石を投じた、天才写真家ダイアン・アーバスにオマージュを捧げる官能ラブストーリー。多毛症の隣人との出会いをきっかけに、貞淑な妻から自立した写真家へと変化..
Weblog: サーカスな日々
Tracked: 2007-08-26 13:49
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