2007年07月19日

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

hunukedomo.JPG本谷有希子の同名舞台劇を佐藤江梨子主演で、CM界の吉田大八が脚本・監督で映画化。

のどかな田舎を背景に、自意識過剰なヒロインを中心に、普通の延長線上にいるドロドロとした変な家族の物語。

サトリエのインパクトあり過ぎる演技じゃなくて・・・(^^;
スタイルと雰囲気には目を奪われましたが・・・。

同じくインパクトあるタイトルに負け気味の気がする内容は・・・
如何なものか・・・?がく〜(落胆した顔)





hunukedomo-1.JPG携帯電話の電波も届かぬ山間部、うだるような暑さの小さな村に、突然の両親の訃報によって都会から戻って来た和合澄伽(佐藤江梨子)。
彼女の実家では、血の繋がらぬ兄の宍道(永瀬正敏)を喪主に両親の葬儀中。
彼女は4年前に女優になるのを夢見て上京したが、全く陽の目を見ず、都会での生活も行き詰っていた。
それでも自意識過剰の彼女はそれを自分のせいではなく、全て実の妹、清深(佐津川愛美)がしでかしたある過去の事件のせいだと逆恨みをしてキレまくり、清深を陰険にいじめる。
そんなあつかましい澄伽を、何故か何も言えず受け入れてしまう宍道。
そして、そんな宍道に素気無く扱われても堪えない、人のいい妻待子(永作博美)。



田舎の風景の中、総天然色で帰ってくるサトエリが、逆に田舎の因習めいたドロドロ感を浮き出させて効果的。リゾート
なにしろ冒頭からブラック色豊かで・・・がく〜(落胆した顔)
漫画的な演出も効いている。
でもこれ舞台劇からの戯曲が原作なんですよね〜絶対漫画が原作だと思ったけど。(爆)
どうりでキャラクターがそれぞれとても際立っていて、それを見ているだけで、あっけに取られながらも中盤までは非常に楽しい。グッド(上向き矢印)

出てくる人間何処か狂っているけれど、案外日常の延長線上にいそうな雰囲気を漂わせているだけに、冷や汗ものなのよね〜。
つまりは澄伽と清深姉妹の関係がメインになってくる訳だけど、それを見守る義兄役の永瀬正敏のビクついた演技も手堅く、意表を突いたのが、兄嫁役の永作博美exclamation×2
中盤まではまるでコントのようで浮いた存在が、ジワジワと食い込んでくる感じ・・・
何〜この嫁exclamation&question面白すぎexclamation(笑;)


hunukedomo-3.jpgそんなこととて、実は一番ヘンな2人と思える永瀬と永作は交互に休んだり、消えていったりするのだけれど・・・
やっと待ってましたのSM(爆)姉妹の対決となるクライマックス、妹が慟哭して悲しみの愛を吐く台詞が、案外まともだったりして、ちょっと拍子抜け・・・ココは感動するところだったのだろうかexclamation&questionふらふら
そしてラストは、予定していたオチやタイトルの持つインパクトをスルリと抜けて、案外こじんまりと意味無く終わっていく辺り・・・
またしてもちょっと拍子抜け。。。

一見ドロドロして暗い話を、絶妙な見せ方でコミカルにサラリと描いた点は好きなタイプではありますが・・・
前半の面白さから、タイトルの持つインパクトから、戦闘体制をとって鑑賞していただけに、ストーリーとオチの生ぬるさに・・・あ〜鰻と扇風機ぃ〜ハ〜フ〜。
結局、それぞれの可笑しな人となりを見るのが一番面白かった気がする珍作に収まってしまったのでした。

しかし、この作品、誰が主役だったんだろうか・・・
嫁永作博美のスピンオフ作品希望exclamation(笑)



posted by ラクサナ at 22:55 | Comment(0) | TrackBack(1) | 2007年 7月映画鑑賞作品
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『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』
Excerpt: タイトルのインパクトに負けてないオモシロさ。 両親の訃報を受け、女優を目指して上京していた長女、澄伽が4年ぶりに北陸の山間部の田舎に帰って来た。ん〜、おもしろかった。 近くに座っていた女子は観..
Weblog: かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
Tracked: 2007-07-27 12:59
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