2007年09月13日

エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜

EDITH PIAF.JPG試写会にて鑑賞。
プロヴァンスの贈り物』のマリオン・コティヤールが快心の演技と成りきり度で魅せる、伝説のシャンソン歌手エディット・ピアフの47年間の生涯を、140分に収めた作品。

冒頭からピアフの晩年のお姿に仰け反るexclamation&question
その後幼年時代のピアフの生い立ちから、成人したマリオン演じるピアフへ、晩年のピアフへと行き来する展開。

マリオンは容姿だけではなく、普通の台詞でもピアフの声質を見事に真似ているので、作品で流れる曲は全てピアフ本人の音源を多分デジタル調整して流していると思うけど、不自然なところが全く無い。

ピアフのその歌の背景にある人生は、実は140分には収まりきれない感は否めないけど・・・
誰も真似できないピアフという天才的な歌姫の歌と人生に不可欠なその愛を、マリオンの熱演で垣間見ることができる貴重な作品に仕上がっているのではないかと思う。ぴかぴか(新しい)


1915年、大道芸人のルイ・ガション(ジャン=ポール・ルーヴ)と路上の歌手アネッタ(クロチルド・クロ)の間に生まれたエディット。
彼女は娼館を営む父方の祖母に預けられるが、3歳で角膜炎を患い失明してしまう。
しかし、娼婦たちに可愛がられた彼女はその場所で一時の安らぎを覚え、視力を取り戻す。
その後父親に引きとられ大道芸人の娘として放浪の日々を送るが、路上で歌う彼女の歌は際立っていた。
1935年、成人したエディット(マリオン・コティヤール)は、義姉妹モモーヌ(シルヴィー・テステュー)を伴って街頭で歌っていたところを、パリの名門キャバレーのオーナー、ルイ・ルプレ(ジェラール・ドパルデュー)に見出されピアフという芸名で歌手デビュー。
やがて彼女はスターダムへと駆け上がって行くのだが・・・・。


EDITH PIAF-3.JPG

とにかく本当にピアフの人生、波乱万丈盛りだくさんですね〜。がく〜(落胆した顔)
でも終始一貫として凄いのは彼女の歌声るんるん
彼女にとっては歌手人生のスタートとなったシーンですが・・・
父親の大道芸の傍らで唯一歌える「ラ・マルセイエーズ(フランス国歌)」を歌った10歳のピアフ。
その歌声からもう凄いんですよねexclamation

洒落たパリの街角で聞こえる美しいパリジェンヌが歌うシャンソンというイメージが一掃されるが如く・・・
小汚い路地裏での人生や愛を、力強い声で歌い上げるピアフ。
彼女の人生は歌とは欠け離すことのできないもの。
こういう人は、名声やお金よりも何よりも愛を渇望するんですよね。失恋
彼女の生い立ちから見ると、それが伝わります。もうやだ〜(悲しい顔)
そして彼女に恋する男性たちも、1人の女性にではなく、歌手であるピアフに心奪われている気がする・・・
1人の女性として見ると、それは羨ましくもあり、哀しくもあり・・・もうやだ〜(悲しい顔)
この作品での彼女の愛は、有名な「愛の賛歌」を産んだプロ・ボクシングの世界チャンピオンだったマルセル・セルダンとの恋に集約されていますが、マルセルを失うカメラの長回しのシーン、そして遂には舞台に立つピアフの歌声を消してしまう辺り・・・ココ!映画ならではの最高の見せ場だと思いました〜exclamationカチンコ

EDITH PIAF-4.JPG

マリオン・コティヤールの演技は、オスカーの主演女優賞の呼び声も高いようですが、なるほどと思います。ぴかぴか(新しい)
シャーリーズ・セロンが『モンスター』でオスカーを獲った時は、見事ながら彼女があの役をやる必要性を感じなかった気もしました。
EDITH PIAF-5.JPGでも今回のピアフを演じたマリオンには、観終って他の女優は考えられない気がしましたもんね。
まぁそれだけこの作品、ピアフを演じるマリオンを誇張する作りになっている気がしたのも事実。がく〜(落胆した顔)
自分の容姿を殺して望んだマリオンですが、晩年のピアフの老け込み具合は、ちょっとやりすぎな感もあったりしました。
でもピアフの人生そのものが、2時間長尺にしてもどう転んだって映画には収まりきれない感があるので、その物足りなさはある分、やはり彼女の演技が殆どを占める作品という気はします。


エディット・ピアフを描いた作品は他に・・・

EDITH PIAF-7.JPG70年代の、ピアフの異母姉妹シモーヌ・ベルトーが書いた伝記を基にした『愛の賛歌 エディット・ピアフの生涯』。



EDITH PIAF-6.JPG80年代に、クロード・ルルーシュの『恋に生きた女ピアフ』。

という2作品などもあるようですが、2作品観た友人説によると・・・
シモーヌの視点から描かれた作品ではあるけれど、面白かった70年代の作品。揺れるハート
ルルーシュの方はただの恋愛ものになっていて物足りないと言ってました。失恋ふらふら

ということで私は・・・わーい(嬉しい顔)

EDITH PIAF-2.jpg最近レンタルリリースされた『エディット・ピアフ コンサート&ドキュメンタリー』を鑑賞してみましたが・・・

今回の映画をには登場しなかった、かの「LA VIE EN ROSE(バラ色の人生)」の年下の人、イヴ・モンタンご本人もピアフとの出逢いを語っていますし、その年若き彼が始めて舞台でのピアフの歌を聴いて涙目もうやだ〜(悲しい顔)になったという「L'ACCORDEONISTE(アコーディオン弾き)」、この曲は本当に心に沁みますね〜。もうやだ〜(悲しい顔)もうやだ〜(悲しい顔)もうやだ〜(悲しい顔)
そんな彼女のレアなライブ映像等とドキュメンタリー等、なかなかお涙モノで、今回の映画で若干の物足りなさを感じた部分を埋めてもらった気がするし、マリオンの成りきり度をご本人の映像でチェックすることもできましたしね
これはなかなかおススメです。。手(チョキ)わーい(嬉しい顔)






posted by ラクサナ at 23:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 2007年 9月映画鑑賞作品
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