『シリアナ』でお勉強した石油の利権をめぐり癒着するアメリカとサウジアラビアの関係、そこから生まれたテロと何故かFBIとの戦い・・・
そんな中にも9,11以降作られたハリウッド娯楽大作としては、なかなかどうして・・・
確信犯的に問題提起も忘れないという・・・
110分間飽きることがない面白い作品。
観終わって監督は誰かと思うと、ピーター・バーグ。
この人、いろいろな作品で観かける俳優ですよね。
ピーター・バーグは、監督としては『ベリー・バッド・ウェディング』だとかアメフト物の『プライド 栄光への絆』とか、いろんなジャンルの映画作ってるんですねぇ。(驚)
俳優としては、こないだDVD鑑賞した『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』に悪な警官役で出てましたっけ。
そんなところからでしょうか・・・
脚本は『スモーキン・エース』のジョー・カーナハン監督の弟、マシュー・マイケル・カーナハン。
今回は製作がマイケル・マンってことで、主演はジェイミー・フォックス。
サウジアラビアにある石油会社の外国人居住区で、大規模な自爆テロ事件が発生。
死傷者は300人以上にのぼり、犠牲者の中には2人のFBI捜査官も含まれていた。
その首謀者がアルカイダのメンバー、アブ・ハムザと推察したFBI捜査官フルーリー(ジェイミー・フォックス)は、現地捜査を却下されても、独自の手段で駐米サウジ大使に交渉し、捜査期間を5日間、常にサウジ警察が同行するという条件で許可を得る。
そしてフルーリーは爆発物専門家グラント・サイクス(クリス・クーパー)、法医学専門家ジャネット・メイズ(ジェニファー・ガーナー)、情報分析官アダム・レビット(ジェイソン・ベイトマン)と共にサウジアラビアへ降り立ったのだが・・・。
今回の『キングダム』は、その名も王国ということで、サウジアラビアという実名国出しちゃってますが・・・
その辺りを簡潔に説明する冒頭から、サウジのアメリカ人居住区で起こる自爆テロの描写が本当に緊迫感に溢れていて、息をのむ展開
それをジェイミー・フォックス演じるフルーリーが知ったのが、我が息子の小学校で・・・といのも何だか・・
9,11を知ったブッシュも確か学校にいた事を思い出す・・。
海外で活動する事はないはずのFBIがサウジへ乗り込んだり、ジェニファー・ガーナー演じる女性捜査官をメンバーに加えたりと、まぁ荒唐無稽な話ではあるけれど、そこを突っ込む暇も無いくらいのハリウッド的説得力でお話は進んでいきます。
ジェニファー・ガーナーの活躍も、クライマックスでは『エイリアス』を爆発のことよ
復讐劇の先にあるものも見つめ、面白いながらもちゃんと考えさせることも忘れない、ピーター・バーグ監督、なかなか良いです。
9,11以降、いろんな作品が生まれましたが・・・
今までの政治情勢を踏まえて、もうこんなハリウッド的アクション娯楽作品ができるんだと思う驚きも大きいです。

復讐の連鎖というか、負の連鎖でむなしくなりましたが、見せ場はきっちりと最後まで
見せちゃうところはさすがですね!
ご覧になってたんですね。
なかなか痒いところに手が届くような見せ方作り方の作品でしたよね。
マイケル・マンが監督だったら、も少し上映時間が長くなりそうな物を、キッチリ2時間以内にまとめて見応えタップリな点もさすがだと思いました。
も、ホント、最近のガソリンや灯油の値上げには戦々恐々としてますが・・(><;
石油というものの原産国であったことが、アラブ諸国の様々な人たちをとんでもない状況に追い込んでいること。
人間というものの終わり無き感情、復讐の連鎖を感じさせるラストは、やはりゾッとしますよね。