

『ロスト・イン・ラマンチャ』で、映画製作を断念せざるを得なかった様子も痛々しかったテリー・ギリアム監督。その彼が撮るグリム童話インサイド・ファンタジー・大人向けストーリーか?ってことで連想したのは、目くるめくシュールな映像センスと次々と起こる非現実的、かつブラックな世界観がご馳走だった『バロン』。グリム弟君役にご贔屓のヒース・レジャーが出ているのも期待大!^^
で、期待したところ何か評判はイマイチ!?
んな訳で観てきた方々の感想は極力読まずして望みました。(笑)
そしたら・・・何でしょうこれ?普通のファンタジー大作!?
しかも鑑賞開始から暫くして、襲い掛かる眠気・・・。
んな訳で中盤何分か大爆睡。。。起きたらもう妖怪大戦争の雰囲気になっていた。
帰ってきて他の方々の感想を読むと、何だか随分の人が寝てるみたい・・・。
なんか安心したわ〜。(笑)
お話としては、グリム兄(マット・デイモン)と、グリム弟(ヒース・レジャー)が、19世紀のドイツ各地の村で、魔女退治のイカサマ芝居をうって賞金稼ぎ、ついでに古くから伝わる民話の蒐集と・・・いかにもグリム童話で名をなす兄弟らしい展開。
そんな中二人はイカサマがばれてフランス軍に少女連続誘拐事件の森の調査に行かされる羽目に・・・っと、ちょっと寝ていても判るストーリーではありますね。(笑;)
まずは寝る前から思ったこと。
イカサマばれるシーンは面白かったけど・・・
グリム兄役のマット・デイモン、似合わないなぁ〜コスプレに金髪ズラ。
終始フィリップ・シーモア・ホフマンに見えて困りもの。
ホフマンならそれで見合ったキャラクターができあがったでしょうが、彼は主役のグリム兄君だしね〜。
(最初はやっぱりこの役、ジョニデにあてたかったみたいね・・・。)
途中挿入されるグリム童話の「赤ずきんちゃん」や「ヘンデルとグレーテル」「白雪姫」等も、何だか、ただ入れました的で、何のヒネリも無かったような・・・。
でもさすが巨費を投じて作った巨大セットのかいあってか、
妖怪大戦争の森の雰囲気はなかなか素晴らしかった。(目が覚めた・・・

でもCGの部分は、『ヴァン・ヘルシング』等で見飽きた感はありますが・・・。
お美しいモニカ・ベルッチの魔女様は、そりゃハマリ役で絵的には楽しめたけど、それだけかなぁ〜。
で、やっぱり特筆したいヒース君のグリム弟、こういうファンタージー喜劇の役どころを、
熱演しておりまして、お見事!
だから、これって兄が主役?弟が主役?その辺もまどろっこしい演出ですね〜。
まぁ寝てて文句言うのも何ですが・・・
もしかしてテリー・ギリアム、催眠術を巧みに映像に入れたのでしょうか???
グリム童話をぶち壊すだけの器量が無いのかなぁ〜。
寝かせ付けに読んでもらっても、興奮して眠れなくなるような、
もっと唇をと頭をひねらせて笑えるような・・・
そんな監督作が観たかった。
そういえば『ラスベガスをぶっ飛ばせ』から7年ぶりにして、もう1本『タイドランド』の公開も控えてますね
〜。こっちは期待していいのかしらん?
そうか・・「スリーピー・ホロウ」のようなダーク・ファンタジーを期待しちゃダメなんですわね、「ヴァン・ヘルシング」の路線なんだわね。
やっぱり〜!?私も絶対ジョニデならもっと面白かったのにと思いましたもの。みんな考えるんですね同じ事。
もともとまあ民間伝承の話ってのはかなり残酷だってことですから、まだこの映画の程度は可愛いもんだと思いますわ。 どうせならもっと幼子に聞かせるなんて「とんでもない!」って位の教育委員会も真っ青なヤツお願いしたかったですね!同感!
そうそうジョニデだったら・・・と思います。
しかも脚本でかなりドタバタしてたみたいですね〜この作品。しかしジョニデというと『ドン・キホーテを殺した男』は、どうするんでしょうねギリアム監督?
ひゃひゃ、真っ青なヤツ・・・所望!!!
そういや今回のグリムは赤色が目立ってたような・・・うたかたの記憶!?(笑;)
寝ちゃった人多いんですか?
わたしが起きてたのは、精神年齢7才だからか?(爆)
映像は気に入りました。
内容に合ったダークなトーンで、構図がいい感じ。
ヒースがめがねをはずしてにっと笑った顔が、一番良かったです。
おかーさまも寝ちゃったって…。笑ってしまいましたわ。
私、『ヴァン・ヘルシング』を観た時は一番大切なシーンがすべてCGだったことに怒りを感じました。役者がいる意味ないやん!!って。
なんかこう〜正直退屈だったっす。(笑)
>ヒースがめがねをはずしてにっと笑った・・・
ひょえ〜覚えてない!!!(^^;
でも喜劇役者に徹したヒースはとてもとても良かったです。^^
>Deannaちゃん
ヨロシクってよ〜!
映画館で寝るのって寝心地悪いんですけどね。(笑;)
『ヴァン・ヘルシング』、わはは!ヒュー・ジャックマンがデカイ犬になっちまってね。。。ありゃ反則技ですわね。
やっぱしモニカ・ベルッチお姉様の出番が少なかったんが大きかった!
TB有難うございます。
モニカ姉さん魔女は、似合いすぎでしたけどね・・・
なんかイマイチでしたね。(^^;
同じ映画記事なのでTBさせていただきました。
ラクサナさんが途中で爆睡って・・・、
実は私も、眠くなるのをこらえるのに必至で、
ともすると話しの筋が把握できなくなって(笑)
というか、私は眠くなる映画ばっかり観ている気がします(笑)
コメント&TB有難うございます。
私は久しぶりにこの映画、こらえきれずに前の座席の背に顔をぶつけそうなくらい舟漕いじゃいました。(爆)ブログの方へもお邪魔しましたが、興味深い感想に、感嘆させて頂きました。
>眠くなる映画ばかり・・・(笑)
眠くとも素晴らしい映画もあるのですが、ある時は睡魔との闘いなり、ある時は心地よく眠るなり・・・をモットーに私も日夜映画鑑賞に励みたい思っております。^^
いやー、童話というか御伽噺というか、私が好きな世界観でしたんで、どっぷり楽しんできました。
テリー・ギリアム監督だと「バンデットQ」や「バロン」なんてのがこの類でして、私は好きなんですけど、興行的にはあまりパッとしなかったとのことで、一般好みの作品ではないんでしょうかねぇ。
狼男の変身シーンがイマヒトツなんですが、あとは私的には◎でした。(^_^)
私は「バロン」は好きだったんですけど・・・コレは毒気がなくって、なんかイマイチだったです。(^_^.)でも映像は良かったかも・・・しかし、そうそうあの狼男、なんか浮きまくってましたよね。あとあのモリゾーじゃなくってドロゾーみたいなのも、ありゃ何ざんしょ???っとやっぱりケナシテばかりでスイマセンです。m(__;)m