ごく普通の生活を送っていたパキスタン系イギリス人の青年たちが、対テロ戦争に巻き込まれ、2年にも及ぶグアンタナモの収容所生活を強いられ、不当な尋問や扱いを受けた事件。
映画化したのは『イン・ディス・ワールド』等のマイケル・ウィンターボトム監督と、ウィンターボトム作品で編集やセカンドユニットの監督、ミュージック・クリップ等を手がけてきたマット・ホワイトクロス。
実際に事件に遭った青年たちのインタヴュー映像が入り、ドキュメンタリーを観ているような、冒頭から淡々と描き出される青年たちの行方に、その過酷さに絶句!

憤懣やるかたない事実ではあるけれど、そんな中で力強く生きる彼らの勇気と、その姿勢や友情に、やはりウィンターボトムの一筋の希望の光を感じる。

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